4月からヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが再開されましたね。
当院では入荷が遅れているため、接種開始は少し遅れそうです。
今回、死亡症例が出たため一時中止されていましたが、調査の結果ワクチンとの因果関係なしとの結論となり、再開となりました。
皆さんはとても不安かと思います。
ですが、どうか安心してください。
ヒブワクチンも肺炎球菌ワクチンも、世界中で10年以上使われてきたワクチンです。
ワクチンそのものの安全性は全く問題ありません。
僕の見解ですが・・・
今回不幸にも死亡してしまったお子さんの、大半が基礎疾患(持病)を持っておられる子でした。
特に心臓などに持病があると、予防接種自体が負担となるケースはよくあります。
ワクチンが引き金になったかどうかは分かりませんが、とにかく持病により死亡されたと推測しています。
他の例は、聞くところによると風邪をひいていて接種時に発熱があったとのことです。
熱がある時はワクチンを接種してはいけないので、これはもしかすると今後、接種した医師の責任が問われてくるのではないでしょうか。
つまり、すべて「原因があった」というのが僕の考えです。
ですので、持病のない健康なお子さんで当日熱がなければ、接種して問題ないと考えます。
また、「同時接種」に関する僕の見解。
これも全く心配せずに同時接種して問題ないでしょう。
以前も述べましたが、先進国の主流は「5種混合ワクチン」です。
複数のワクチンを同時に接種することの安全性は世界的に認められています。
クリニックによっては同時接種を取りやめたところもありますが、当院としてはこれまで通り同時接種を推進していきます。
なお、一度に4個も5個も同時に接種する無茶な先生もいますが、これに関しては僕はあまりお勧めしません。
当院ではお子さんへの負担を考え、一度に2個までとしています。
ですが、どうしても心配な方に対しては単独接種も行いますので、ご安心ください。
ワクチンは死ぬ病気から身を守る大事な手段です。
特にヒブや肺炎球菌の髄膜炎はとても恐い病気です。
どうか恐がらずにお子さんを病気から守るために、接種させてあげてください。
なお、川崎市ではヒブと肺炎球菌ワクチンが無料化されました。
みなさん、どんどん接種しましょう!!
また、くどいようですが、
B型肝炎ワクチンの接種もしましょう!!
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