当院の近隣の小学校。


近いという事もあり、当院にそこの生徒さんが多く受診してきます。



その学校、2月末からインフルエンザのB型が多く出ています。



主に「1年3組」。


3組の子たちが10人以上待合室で待つという、異常な日が2~3日続きました。


みんなB型。



ママ達の話では、「クラスの半分以上が休んでいる」とのこと。



ところがそのクラス、学級閉鎖になりませんでした。



当院を受診してB型と診断した「3組」の子は約30人。



他の病院を受診している子だっているはずなので、おそらくクラスのほとんどが入れ替わり立ち替わりインフルエンザに罹ったということになります。



これだけ欠席しているのに何故学級閉鎖にしないのか疑問に思い、学校へ問い合わせてみました。



僕も知らなかったのですが、学級閉鎖をする法的義務や決まりはなくて、「担任・校長の判断」なのだそうです。



とあるママから聞いた話では、


「授業が遅れているので担任が無理している」とか。



おいおい。



クラスの半分以上が休んでいるのに、授業が成立するんでしょうか。



担任に問いたい。


あなたはとりあえず規定数の授業さえ済ませれば、それでいいのですか?




またここにきて別の問題が。



1組と2組の子たちもインフルエンザにかかり始めたのです。



学級閉鎖とは、授業に来れない子が増えるからという理由のほかに、「感染を広がらせない」という医学的な目的があるのではないでしょうか。



その3組の担任が無理してしまったせいで、他のクラスの多くの子供がインフルエンザにかかってしまったわけです。


(現在も蔓延中・・・)



インフルエンザという感染症の防御策をまったく講じなかった学校。



生徒ひとりひとりの事より担任のノルマを優先させた学校。



インフルに罹り苦しんでいる多くの子供たち。





学校さん、どうなんですか??



「モンスターペアレント」が問題になっていますが、これではクレームがきても不思議じゃないですよね。