昔の先生はカルテをドイツ語で書いていました。
これには理由があって、
「内容を患者に分からなくするため」というのが目的なのだとか。
現代では、カルテを見ることは患者の権利であり、患者が求めた時には医師はいつでもカルテを見せなければならないと、法律で定められているので、医師は患者が読める文字でカルテを記載しなければなりません。
当院では電子カルテを使用していますが、僕はすべて日本語で書いています。
当院の近所に、毎回カルテの内容を印刷したものを渡してくださる先生がおられます。
自分がどういう根拠で診断したのか、そしてどういった治療方針をたてたのか、つまりカルテの内容をすべてオープンにしているわけです。
とても素晴らしいことだと思います。
僕も真似したいものですが、ペーパーレスでエコなクリニックを目指している関係で、全員にプリントを渡すことは難しいです。
でも、もし見たければいつでも言ってくださいね。
カルテはいつでもお見せします。
もし、紙カルテにゴチャゴチャっと英語やらドイツ語やらようわからん言語で書いている先生がいたら、試しに「内容を見せて説明していただけませんか?」と聞いてみると面白いリアクションが見られるかもしれませんね~。
覚えておきましょう。
カルテは患者さんのものなのです。