安芸高田市長の都知事立候補 | tadahiのブログ

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安芸高田市長の都知事立候補

 

 安芸高田市の市長の石丸さんが、都知事に立候補するそうです。市議とのバトルがネットで拡散され、一部の人には認知されている人だと思います。私も注目していて、安芸高田市がどう変わっていくか、大変興味深く見ていました。しかし、広い地域、広い年代での石丸市長の認知度は、まだまだの状態であり、知らない人の方が多いと思います。特に、東京都の有権者への知名度は、小池都知事には遠く及ばないと思います。小池都知事が立候補を決め、他にも20人近い人が立候補の意向を示しているそうです。このような状況の中での石丸さんの印象は、かなり弱い印象があります。知名度での自己認識で、かなり食い違い、勘違いがあるように感じてしまいます。

 この石丸市長の動きを見ると、かつての東国原氏を思い出します。「宮崎をなんとかせないかん」と言いながら県知事に当選し、改革を進める中で、マスコミに取り上げられることが増え、支持が集まっていました。しかし、改革半ばで知事をやめ、東京都知事に立候補し、落選しました。当時は、内閣総理大臣にしてくれれば、自民党に入党するなどという、思い上がった発言をしていました。現在は、返り咲きを狙い、宮崎県知事に立候補して、現職に敗れ、無事落選しています。当然だと思います。改革は途中であり、県民からの要望も大きく、成果も碌に出ていない状態で、マスコミに取り上げられたことで、人気があり、大きな力を得たと勘違いして、宮崎を捨て、東京都知事という欲望に飛びついた当時の東国原氏の姿は、今の石丸市長とよく似ているように感じます。

 安芸高田市の改革は、ほとんど進んでいません。今のままでは、すぐ元に戻り、消滅する市の筆頭に返り咲くでしょう。自分の故郷をなんとかしたいという、東国原氏と同じ思いで市長になり、注目を集めると、同じように勘違いし、目立った実績もない状態で、当初の目標を放り投げ、都知事という政治家にとって魅力的な地位を欲しがる。このような姿は、東国原氏そのものです。どう考えても、これで石丸市長は政治家として終焉を迎えるような気がします。ただ、都知事に受かる可能性がないと考え、次の足がかりとして都知事選挙を利用しようと考えているのかもしれません。もし、そうであっても、都知事出馬は、マイナスのような気がします。小池さんが出馬を決めたことで、石丸市長は泡沫候補の1人にすぎなくなりました。選挙演説をどんなにしても、名声は上がることはないと思います。実績のまるでない地方の小都市の市長を評価する人は、非常に少ないと思います。少なくとも、市で実績を上げ、広島県知事となり、更なる実績を積んでから、都知事へと進むほうが良かったのではないかと思います。都知事に落選したから、今度は広島県知事に立候補したとしても、道なかばで故郷、広島を捨て、東京に鞍替えしたような人を広島県民が選ぶとは思えません。石丸市長は、間違った判断をしたように、私には思えます。落選後に政治家として残された道は、どこかの政党に入党し、政治家を続けることくらいしかないのではないかと思います。つまり、目立たない普通の政治家になるしかないのではないでしょうか。