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『さよならの朝に約束の花をかざろう』 http://sayoasa.jp/
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ブックレットで井上俊之さんと対談してます。こちらの中身も濃ゆいですよ〜〜。
BD・DVD発売を記念して「メモリアルブック」を刊行。
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大ヒットオリジナル感動巨編!『さよならの朝に約束の花をかざろう』岡田麿里×橘内諒太スペシャルインタビュー
[前編]
https://v-storage.bandaivisual.co.jp/talk/104609/
[後編]
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別冊クライテリオン 消費増税を凍結せよ (表現者クライテリオン2018年12月号増刊)
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経済を学ぶようになって、もっとも収穫だったのは
「経済」と「経営」は全く違う概念なのだ、と知ったことでした。
経済の話をしていると、「金の話ばっかりしてる」と思われがちですが、違います。
「経済」とは、所得創出のプロセスが循環することを言います。
「ほら、金の話じゃないか」と早合点するべからず。
重要なのは、「生産」です。
有形無形のモノやサービスの生産。
これが連鎖し継続され拡大していくことが経済成長ですから
最も重要なのは
人と人のつながり、ということです。
人と人がつながって、家族や地域、企業や組織が成り立ち、国が成り立ちます。
人と人のつながりが切断されていけば、国は滅んでいきます。
ナショナリズムとは、人と人のつながりを重視するイズム…国民主義なのです。
国民は、歴史的に形成された国境によって規定されます。
ほとんどの世界各国は、数百年から千年単位の長い時間をかけ、多大な犠牲を払いながら国境を規定し国民が安心して暮らせる環境を作ってきました。
ですから、ナショナリズムは民主主義の大前提だったのです。
それが、特にここ30年ほどで崩れてきた。
新自由主義…ビジネスをグローバルに展開させる改革やグローバル化で、欧州諸国は国境や国籍にこだわるのをやめた。
その結果、
格差が広がり、人と人のつながりが断ち切られていった。
その長期的な弊害はフランスで起きている大暴動に象徴されている。
日本はほとんど自然成立した稀有な国ですから、ナショナリズムの意識がない。
今日は日米が戦争を始めた日ですが、大敗した結果、日本人は戦時という極一部でナショナリズムを否定的に見てしまう。
本来は、良し悪し含めてずっと広い意味を持ちます。
国は永続します。
国は期間を限定しない超長期な営みです。
国は民全体を富ませなければ成り立ちません。
経済は、国という永続する枠組みの中で、国民が助け合うことで循環するものです。
政府の役目は経済成長させること(経世済民}であって、採算度外視で国民に投資することです。
「経営」とは、企業が利益を拡大し維持させていくことを言います。
企業は永続しません。
自社利益の追求を目的とします。
利益は四半期という短い期間で考えられます。
他社より自社を重視します。
間違っているわけではありません。
企業が経営をするのは当たり前ですし、悪くありません。
しかし
緊縮財政によるデフレ状況で企業の競争原理を発動させると、縮小した需要の取り合いになり、自分の利益を最優先するため、人と人のつながりを断ち切る方向に向かいます。
政府が「経営感覚」で政治を行ったらどうなるか?
永続する意識がなくなり
採算性を気にしてプライマリーバランス黒字化にこだわり
四半期決算のごとく短期利益の追求になり
他人より自分を優先する社会になる
間違ってますよね。
「今だけ 金だけ 自分だけ」の社会になっていく。もうなってます。
三橋貴明さんが作った図がわかりやすい。
(赤文字を追加しています)
Front Japan桜 20分過ぎから https://youtu.be/6dZxBMUJgac
横軸のナショナリズムは同じ時代の人と人のつながりです。
縦軸のナショナリズムは過去から未来へとつづく人と人のつながりです。
これが正常なナショナリズムの前提です。
ところが
政府が経営感覚で政治をすれば、行き着くのは「今だけ 金だけ 自分だけ」に染まった社会だ。
ナショナリズムは否定されますから、民主主義も機能しません。
安倍政権の「経営感覚」による緊縮財政を前提とした改革・規制緩和・グローバル化で
民主主義が機能不全に陥り、特定企業を有利にする政策が推進され、ナショナリズムを否定し、国を破壊していく。
社会を「今だけ 金だけ 自分だけ」に染めていく。もうかなり染まってますよね。
まだ引き返せます。
まだ、フランスのような暴動をする必要はありません。
普通の「経済」感覚を持って、政治家に声を届ければ、引き返せる。
自国通貨を持つ日本は財政破綻しない。
経済成長(所得増)は政府の国民への投資で実現できます。
緊縮財政から財政拡大路線へ転換し
消費税増税の凍結・減税へ
やればできます。
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