MVの再生回数についてはCD売上との相関が低いとしてこのブログで取り上げる機会が減りましたがそれでも気になる点について記事にしました。



 記事ではノイミーの再生回数のバラツキや表題曲とカップリング曲と再生回数の差や乃木坂MVとの再生回数の逆転などについて仮説を検討しました。そのシリーズの続きとなるのですがニアジョイのファーストシングルの表題曲「体育館ディスコ」のMVの再生回数で気になった点があるので記事にしました。


 ニアジョイの「体育館ディスコ」のMVの再生回数は公開から2週間で75万回再生でこのペースならリリース時には100万回再生を超えているの思われます。新人のアイドルグループのファーストシングルとしては十分な数字ですがイコラブやノイミーと比較するとかなり低い数字と言えます。上記の記事にも書きましたがイコラブファンには毎日MVを再生して再生回数を増やすというファン活動文化があるので先に公開される表題曲の再生回乃木坂のMVより多くなったりする現象が発生します。これは1年程度の中期的に見ると乃木坂のMVの再生回数がイコラブのMVの再生回数より多くなるので逆転現象は解消します。この再生回数を廻すファン活動はノイミーファンでも見られます。普通に考えればニアジョイのファンはイコラブやノイミーとの兼任ファンが多いと思いますがそうなると再生回数が低い理由が説明出来ません。


 もちろんニアジョイは新人アイドルグループなのでファン数が少ないからMVの再生回数が少ないとなります。前回記事にしましたがニアジョイはデビュープロモーションをあまり行って来なかったのでメディア露出も控えめでした。さらにYoutubeの再生回数も少なかったので急上昇ランキングにも載らなかったので一般層が気づく機会も少なかったと思います。それでもデビューミニアルバムの初週売上10万枚は脅威的で価格の低い次のファーストシングルでは10数万枚のCD売上が期待できます。これはイコラブの初週売上に近い数字と言えます。これだけのCD購入ファンがいながらMV再生回数が多くないのはつまりイコラブやノイミーの兼任ファン以外に再生回数を廻すファン活動文化を持っていないファンが存在していることを示していると考えられます。


 ニアジョイのイコラブやノイミーの兼任ファン以外のファンについてのヒントは「体育館ディスコ」MVのコメント欄にありました。「体育館ディスコ」の感想で懐かしいという感想をあげられる方の例が初期AKB、SKE、ハロプロなのです。つまりアイドルファン歴が長い方がニアジョイの「体育館ディスコ」にコメントしているのです。古くからのアイドルファンの方はMVの再生回数を増やして応援するファン活動文化が無いことは理解できます。この推論はニアジョイのこれまでのアイドル活動とも合っています。ニアジョイのアイドル活動の特色はアイドルフェスに数多く参加しているということです。つまりアイドルフェスに参加するようなアイドルファンに十分にアピールしてその成果としてCD売上が好調だったがMVの再生回数にはあまり影響しなかったということです。


 ニアジョイの6月リリースのファーストシングルの表題曲にライブで盛り上がるアイドルファンに刺さる曲を持っていたのでニアジョイの夏は引き続きTIFを筆頭にアイドルフェスに積極的に参加すると思われます。ニアジョイがアイドルファンに人気があることは喜ばしいことですが将来的には留意すべき点があると思われます。それについてはニアジョイのファーストシングルのCD売上が判明した時点で記事にしたいと思います。