メリークリスマスっ
そう…世の中はクリスマスで賑わっているが、特に影響のない私はこの日も山登り〜
ということで…
〜二上山〜
宮崎県高千穂町と五ヶ瀬町にある山。男岳(1,082m)と女岳(989.2m)のニ峰からなる。
男岳の山頂付近には三ヶ所神社(主祭神はイザナギ、イザナミの命)の奥宮があり、女岳山頂には展望台がある。
宮崎県の五ヶ瀬町や高千穂町付近を走っているといつも目に入るふたつの尖った山…
いつかは登ってみたいと思っていたのだが、標高は低いし距離も短いし山頂も神社と展望台があって登山というより散歩に近い…。
そういう理由でなかなか寄りつかなかったのだが、今回は時間もないということで登ってみることにした。
…というか、朝起きてみたら思いがけなく晴れ渡っていたので、こんな日に家に篭っているのはもったいないっ ということで何処かに出掛けようと考えた結果、二上山がめでたく当選したワケだ。
国道218号から宮崎県に入り、国道503号から諸塚方面に進む。内の口集落へと続く細い道路に入ってどんどん進む。
集落から先はかなり険しい道となる。加えて本日は雪も残っているためにかなり危険な道に仕上がっている…(焦)
この道は生活道路でもあるため、立ち往生でもしたら集落の人たちにも迷惑がかかるかもしれないので、アクセスについては私が下りで使った高千穂町押方からのルート(下図参照)が広くて走りやすいのでオススメだ。
とにかく細い道を恐る恐る登って、なんとか登山口のある駐車場(スペース)に到着した。
辺りには雪が積もって見るからに寒々しい…が、気温的にはそれほどでもない。
ちなみにこの駐車スペースは交差点でもあるため、端っこに停めておかないと迷惑になりそうなので注意しよう。
さて準備ができたら…
二上山へのプチ登山に出発〜っ
まずは神社のある男岳へ。
鳥居をくぐり登っていく舗装された参道だ。
雪がしっかり残っているので滑らないように気をつけよう。
しばらく進むと山道となるがキチンと整備された階段なので難なく歩いていける。
ホント登山というより参拝って感じだな…
次々と現れる階段を上りつめると神社が現れた。
おぉ 厳つい岩の下に作られた立派な神殿…三ヶ所神社の奥宮である。山岳信仰によくある風景だが、やっぱり威厳があるなぁ(感)
ここから山頂へ向かうわけだが…なんかロープがしてあり「通れません」みたいな雰囲気だが…
まぁ進んでみて危険そうだったら引き返せばいいことだし、とりあえず進んでみよう。
道はこれまでと打って変わって細い山道となった…が、歩けないわけでもない。
ロープも施されているので普通に登っていける。
最後の尾根を登り終えると…
二上山男岳山頂に到着〜
時間にして登山口から20分程度でたどり着いた…(汗)
山頂は残念ながら木々に囲まれて眺望はなし。
「東峰へ3分」 ほぅ…東峰があるのか…せっかくなので行ってみよう。
スズタケがウザいがなんとか稜線を進むこと3分…
東峰山頂に到着〜
そしてこちらも眺望が悪い…
まぁ男岳はこんなもんかな…(汗)
予定ではここから一旦引き返して、車道から二上山女岳に登るつもりだったが…
戻るのも面倒だし地図を見てみるとここから直接下っていった方が早そうだ。
そういう行為は危険だと思いながらも、等高線を見てもそれほどの急斜なところはないし距離も短い。
こんな安易な考えで人は遭難してしまうのだが…(汗)
まぁ今回は見る限り尾根を伝っていけば大丈夫だろうと判断、危険な場合は引き返すつもりで下り始める。
正規なルートではないし雪で覆われているので道なんぞありゃしないが特に問題なく下りていける。
スズタケがちょっとウザいけれども急なところではそのスズタケがロープ代りになってくれてスムーズに下っていく。
尾根がなだらかになり、地図上でもそろそろ車道が見えてくるころ…
あら? 尾根がなくなってる…(汗)
道はすぐそこだが、その尾根を削って道を作られているため断崖になっていて先に進めない…
ここは右か左へ下らなければならないが…さてどちら…(迷)
意を決して左側へ下ってみた…ら、なんとか車道に出れた。
ふぅ 難儀なく下りてこれた…(安)
少し車道を戻ると山頂展望台の登山口を発見。
ここから女岳を目指して登る。
気を取り直して いざっ出発っ
道は遊歩道、歩きやすいように階段が施されており迷う心配は皆無だ。
なだらかな道と階段が交互に現れて標高を少しずつ上げていく。
そんな道を登り進むと展望台が現れた。
その下にある三角点が女岳山頂だっ
とりあえず山頂に到着〜
…と、さっそく展望台に登ってみよう。
うおぉっ なんだこの眺めはっ(驚)
360度の大パノラマである。
北には阿蘇山と祖母山、その間の遠くに見えるのはくじゅう連山だ。
祖母山から右に古祖母山と本谷山へと続き、その奥に傾山がちょこっと頭を覗かせている。
その右側は五葉岳をはじめとする山塊がドーンと横たわっており、その右端手前に比叡山と矢筈岳も確認できた。
他にも四方八方にたくさんの山々を眺めることができる素晴らしい展望台…ステキなところだなぁ(癒)
天候も良くてサイコーっ
さて…本日はクリスマスイブということで…
ケーキだぁ♪
プラスで菓子パンとホットコーヒーとセットで…
いただきまぁす♪
阿蘇、くじゅう、祖母などなど…九州の名峰を眺めながら楽しいオヤツのひととき…
う〜ん 最高〜(幸)
さて…大展望を楽しんだら、そろそろ帰るとしよう。
下山は登って来た道を戻り、車道に出たらその道を駐車位置までひたすら戻る。
あっという間に到着、これにて二上山の軽登山は終了〜
お疲れさまでしたっ
今回登った二上山は、男岳と女岳の両方登っても小一時間ほどで登ってしまえるお手軽過ぎる山だ。
遊歩道もしっかり整備されているので軽装でも問題なく登ることができ、また展望台もあるので観光気分で訪れても大丈夫である。
登山口までのアクセスに少し難はあるが、女岳からの大展望はかなりオススメなので、機会があれば是非とも訪れていただきたい山である。
〜今回のルート(クリックで拡大)〜
〜Epilogue〜
実は今回は別の山に登る予定だった。
しかし二上山が見えた時に心変わり…時間もないしお手軽さを優先してこの山に変更した。
登ってみたら感動的な景色を観れて、また時間的にもちょうど良かったということで、この変更は当たりだったと満足している。
ただ、今回のような思いつきに近い山の変更はあまり良くない。準備してきた装備も違うし、ルートの予習もしていないワケで最悪遭難する可能性だってある。
今回の成功はたまたまであって、そうそうやるものではない…ということを肝に銘じなければと反省するも、これから帰る道の道路には雪が積もっているために今はそれどころではないということをお伝えしておく…(怖)
兎にも角にも本年も「山登りの日記っ!」をご愛読していただき感謝感激雨霰である。
来年もボチボチ山登りしていくので、変わらぬご愛顧のほどをよろしくお願いする次第である。
それでは皆様、良いお年を~♪
おわり