今年の年末は大忙しのBE:FIRST。

日本レコード大賞では優秀作品賞を受賞した「Bye-Good-Bye」、そしてNHK紅白歌合戦ではプレデビュー曲である「Shining One」をパフォーマンスすることが発表されました!


Bye-Good-Bye、Shining OneはBE:FIRSTの代表的な曲であり、日本のメジャーな音楽シーンで市民権を得ているポップでキャッチーな、BE:FIRSTといえばこれ!な2曲で、日本の代表的な年末音楽特番でBE:FIRSTを初めて観る多くの人に好感を持ってもらうことができるであろう力を持った曲たちであることは周知の事実です。


一方、12月13日に出演したアジアの音楽受賞式AAAではBE:FIRSTはアルバムBE:1収録曲「BF is…」とデビュー曲「Gifted.」をパフォーマンスしました。


「アルバム曲だから(初見さんは)誰も知らない」「ダンスもない」スローでヘビーな曲調のBF is…ポップさとキャッチーさとは真逆のダークバラードGifted.の組み合わせはかなり異質でした!

もっとダンスで刺しに行ってもよかったのではなど選曲も含めて賛否両論ありましたが、ライブで強い曲、これがBE:FIRSTだというメッセージ性のある曲と考えると、この2曲を選んだのはBE:FIRSTと事務所の強い意思だと思えてなりません!


今回は特にBF is…について、ファンにとってどんな意味を持つ曲なのかにフォーカスを当てて書いていこうと思うのですが、


BF is…の歴史は2022年のBE:FIRSTの活動を象徴する要素の一つである「ロックフェスへの挑戦」の歴史でもあります!

そしてその節目のライブとなったのが


VIVA LA ROCK 2022。


2022年のBE:FIRSTを語るという意味でも外すことのできないこの伝説的ライブにまつわる物語を今回振り返っていきたいと思います!


これを語らずには年越せないからさっえーん(謎の追い込み



スター



時は2022年3月15日、突如動画アプリGYAOからあるコンテンツが発表されました…



Road to VIVA LA ROCK〜ロックフェスへの挑戦はここから始まった〜 



夏フェス参戦=ロックフェスへの参戦というのは2022年前期のBE:FIRSTの活動の象徴とも言えるかもしれないくらい、大きなテーマとなっているものだと思われます。


その第一歩目の舞台となったのが4月30日(土)、5月1日(日)、3日(火)、4日(水)の4日間、さいたまスーパーアリーナで開催されたVIVA LA ROCK(通称ビバラ)です。


ゴールデンウィークに行われるロック色の強い音楽フェスで、その年の音楽フェスのスタートをきるという位置付けがされ音楽ファン、ロックファンから愛され続けている9年目のフェスです。

(って知ったようなこと書いてるけど、私bibiriusagi BE:FIRSTが出るまでこのフェスの詳細を知らなかった。)


当時BE:FIRSTはまだデビュー後半年も経っておらず、'21のSUPER SONICのオープニングアクトの経験を積んではいるものの(ってこちらも十分ドデカフェスですけれど驚き)、音楽市場での位置付けは「アイドル」寄りであったことは間違いありません。

(SKY-HIはアイドルであるBE:FIRSTを否定はしていないようですが。アイドルだろうがアーティストだろうが呼び方はどちらでも構わないとどこかで言ってましたね。)


「アイドル」がロックフェスに出るのは近年珍しいことではなくなってきているとはいえ、往年のロックファンからは色眼鏡で見られたり、出演自体に対して批判的な意見が出る可能性はまだまだ十分ある界隈。


特に男性のダンスグループがロックフェスに出るというのは、私bibiriusagiもあまり想像がつきませんでしたから。


そこに切り込んで行ったのがBE:FIRSTの生みの親であるSKY-HI社長でした!!


うちのBE:FIRSTをビバラに出演させてもらえませんか?


何とビバラの総合イベンター、鹿野氏に直談判しに行きます。

行動力しゅごいよ…無気力


昨年からのSKY-HIの動きを見守ってきたという鹿野さん。

迎え入れたいと答えながらも「とはいえ」と言葉を続ける。


ビバラに今まで"アイドル"が出たことはない。

BE:FIRSTが色眼鏡で見られるという結果になったとき実りをもって帰れるのか。


それでも食い下がるSKY-HI

その決意の固さに鹿野さんが条件を提示する。


BE:FIRSTの自我を明確に提示して欲しい


そして場面は変わり、SKY-HIBE:FIRSTにビバラに出演の売り込みをしたことを伝えるシーン。


驚きつつも即答で「(覚悟は)あります!!」と目を輝かせるメンバーたち。


そこでSKY-HIからビバラという「アウェイ」の場所でBE:FIRSTが戦い抜くために必要となる3つの課題が与えられました。


そのうちの一つめの課題が


「踊らないパワフルなオープニングの新曲を作る」


自分達はこういうアーティストであるということを表明するための、音楽と歌声でロックを愛するお客さんの心を一発で掴むことを目的とした自分達の曲。

これをビバラまでに作り、登場曲として披露すること。


そう!

ここで作られた曲こそがBF is…」で、ロックフェスで一気に観客の心を掴むためにメンバー全員で作った曲なのです!!!


こういう意図があって作られた曲というわけなんです。

そしてこの曲は後に、実際にその場所その場所のフェス会場を席巻していきます。

このエピソードを知っているファンはもちろん、このエピソード知らない多くの観客の心も一気に掴んできたのです。


そしてこの時提示された二つ目の課題が


「お客さんを増やす」

(BECKみたいだな)


三つ目の課題が


「伝わるMCをする」


でした。


登場曲でお客さんの心を掴み、引き込み、自分たちの言葉で刺すこと。


SKY-HIが与えた3つの課題に取り組んでいくさまはそのまま漫画の1シーンのようですが、これがフィクションではなく現実に目に見える形で行われてきたところにBE:FIRSTのエモさがあります。

この3つの視点でフェスに出演してきたBE:FIRSTを振り返ると激烈にエモい。





かくして"初のロックフェスへの挑戦"への火蓋が切って落とされ、SNSでも瞬く間に話題となりました! 



ペンライト、うちわ、応援ボード等のアイドルを思わせるものは持ち込まないように

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他のアーティストの時に携帯いじったりしないように



アーティストTシャツは着ていって大丈夫ですか?!

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BE:FIRSTが出る初日は他のメンツ見てもそんなにロックじゃない。そんなに心配いらない。



等等、注意喚起や心配性ツイなどで連日話題は途切れることはありませんでした。



そしてついに4月30日、BE:FIRSTの最初の戦いの場VIVA LA ROCK 2022が開幕されました。



文字数で投稿できないので次回へ続く←



スター

最後に

このブログを書くにあたって調べたら、2017年にネット記事CINRA


"『ビバラ』は「ロック」の位置付けを明確にするフェスでありたいと思いました。"


と鹿野氏は語っていました!!


"他のフェスに比べて、ブッキングしない類のアーティスト――例えばわかりやすい例を挙げるならアイドルなんですけど、その線引きがこのフェスの色味にはなってると思うんですね。"


元記事▶︎


鹿野淳に訊く、日本のフェスの課題、『VIVA LA ROCK』の理想 | CINRA



この時にはこう語っていた鹿野氏がSKY-HIBE:FIRSTを受け入れた

これ胸熱案件すぎるにも程がねぇ?えーん(語彙力

一生ビバラは伝説だったって言い続けるわ私…!


スター

おまけ

VIVA LA ROCK 2022データ


参加者人数

4/30(土)   1万7000人

5/1(日)     2万人(SOLD OUT)

5/3(火祝)  2万人(SOLD OUT)

5/4(水祝)  2万人


まだBE:FIRSTでSOLD OUTには至らず。(BE:FIRST出演は4月30日)

まだまだこれからだ!

行け!BE:FIRST!