少し前の話になりますが、観劇に行った話を。
米米CLUB 石井美奈子さん主演の作品。
ホテル火災に巻き込まれた宿泊客が成仏出来ず現世をさまよう幽霊たちの物語。
舞台はすべからく死が描かれることが多い。特に登場人物のほとんどが幽霊であることからもそういう印象を受けたのだが、それは裏を返すと生きることの大切さをより強く描いてることになる。
未練を残す幽霊の思いは、今生きている我々にとってしなければならないこと。そんな『生』を強く感じて物語は幕を閉じる。
…と、思いきや、稀に見る鮮やかないわゆる『夢オチ』というハッピーエンド…私史上最大級の夢オチサプライズに見舞われた帰り道は爽快なモノであった。
作・演出の萩庭貞明さんは私の大好きな『ミナミの帝王』の監督でもある。最近、萩庭さんの手掛ける舞台にハマりがちだ。
また、座長の石井さんのカラーを反映したエンターテイメント感溢れるステージに華やかさを感じた。終演後に歌った『浪漫飛行』もまた印象に残った…今振り返っても善きひとときでした🎵