共産主義が失敗した理由は人間性を否定したからだと思う。

なぜなら共産主義は単に貧しい労働者や農民の生活を豊かにするというだけで無く、それまでその国に根付いていた経済システムや、伝統や文化、宗教などを古臭いモノとして否定するなど人間性を否定するやり方をしたからである。

逆にネルー政権下のインドや、ナセル政権下のエジプトやカダフィ政権下のリビアなんかは、社会主義システムは導入しても共産主義は導入しなかったから比較的バランスの取れた国家運営を行えたのだと思う。

例えばネルー政権下のインドでは、経済は社会主義による計画経済であったが、政治システムは普通選挙制の導入・基本的人権の尊重・議院内閣制などが憲法に定められていた。また土着のヒンドゥー教も維持された。

ナセル政権下のエジプトでは、国家主導によるアスワン・ハイ・ダムの建設や教育普及などが推し進められる一方で、民族資本などの民間経済は維持され、また土着のイスラム教も維持された。

カダフィ政権下のリビアでは国家・外資双方による油田開発が推し進められた一方で、教育の拡充しよる識字率向上が推し進めらた。また土着のイスラム教も維持された。

いかがだろうか!?