勝てば官軍負ければ賊軍なんてウソだ!!!!


戦争に負けた人物が英雄扱いされ勝った方が悪者扱いされるケースも幾らでもある。


戊辰戦争において負けた旧幕府側からも立見尚文や柴五郎、榎本武揚や佐川官兵衛、齊藤一等多数の人物が明治政府に取り立てているし、また旧幕府軍側に付いた地域の住民への差別等も行われず山本五十六などの人物が取り立てられているし、また新撰組や白虎隊などは悲劇の英雄として讃えられている為、戊辰戦争において旧幕府側は"本当の意味での"賊軍扱いとはならなかった。


また大昔の英雄として平将門、源義経、楠木正成、真田幸村、西郷隆盛は皆敗北者だが英雄扱いされてる。


逆に源頼朝や、足利尊氏、徳川家康、大久保利通は戦争の勝利者だが世間一般の人気は悪い。


ナチス・ドイツだって、ホロコーストや人種差別思想は否定されているが、ドイツ軍の立派な戦いぶりとか、アウトバーン作りやフォルクスワーゲン作りなどの政策は、多くの人々の心を引き付けている。


結局人間の評価なんて最終的な勝ち負けでは無く、どのような生きたか、どのように戦ったか、どのような人物だったかによるのだろう。


それに明治維新では賊軍側だった斎藤一や佐川官兵衛は後に明治政府側に加わり、西南戦争で活躍している。


だから勝てば官軍負ければ賊軍だとか、歴史は勝者が作るとか言って諦めた気持ちを抱くのは勿体無いではないか。