フィンランド化ほど虚しく残念な歴史的出来事は無い。

・フィンランドはソ連軍相手にチート的奮戦。
・だがフィンランドは領土を一部取られ領内にソ連軍を駐留させられソ連への批判報道も自粛させられる。特にフィンランドの兄弟国であるエストニアの独立の際もソ連への自粛から応援出来ず批判を浴びる。
・フィンランドは独立時の内戦や世界恐慌時のラプア運動で共産主義を散々弾圧しておきながら、第二次世界大戦後はソ連への批判を自粛し共産主義者も野放しにする。
・フィンランド軍総司令官マンネルヘイムは
「自らを守りえない小国を援助する国はない。あるとすれば何か野心があるはずだ。」 「大国に頼りきることは大国を敵にするのと同じくらい危険なことだ」と言っておきながらフィンランド独立時と継続戦争でドイツ軍の援軍を頼る。だが時勢が悪くなるとドイツ軍を追っ払う。だがナチスドイツと同盟したとして国連の敵国条項に刻まれる。
・フィンランドは継続戦争において冬戦争で取られた領土を取り返そうとしたが結局敗北し取り返せず無駄に犠牲を払いさらにナチスドイツとの同盟で国際的にも孤立し国連の敵国条項に刻まれる。
・またフィンランドは継続戦争時、ナチスドイツ軍がソ連のレニングラードとムルマンスクを攻撃してソ連の息の根を完全に止めようとしたが、自国の領土には関係無いと協力しなかった。結果ソ連を存続されフィンランドはまた領土を奪われて敗北する。