過去記事「探求を探求した」でいただいたmasaプリさんのコメントから、おじさんをいつか訪ねてみようという気持ちになっていました。
9月終わりの穏やかな日、自作のジャムの小瓶を持って、おじさん宅のチャイムを押しました。
ちょっと間があって、とても美人な奥様が出てきてくださいました。
「1年ほど前、エホバの証人をしていましてご主人にたくさん話しを聞いていただきました。」奥様、少し眉をひそめます。
「内情がわかったもので、春に辞めたんですね。なので、あの頃聞いていただいたお礼とか、辞めたことを報告できたらとおもいまして....。」と、つづけたら「まあ、わざわざ」と笑顔に戻って近所の神社に行っていると教えて下さいました。
歩いて数分の所でした。
行ってみると、広い境内の片隅に焚き火があり、青年が2,3人と、若いお母さんも2,3人、そして子どもたちも数人います。
え〜と、おじさんは?
いました、いました。長い柄の道具を持って境内の隅のほうの草取りをされています。
近寄って声をかけましたが、すぐには思い出せないようで、いぶかしそうに見ます。
構わず、前に聖書の話をさせていただいたこと、エホバの証人の組織がおかしいことに気がついてやめたことなどを話しているうちにだんだん思い出してくださったようです。
エホバの証人を辞めたら主人と仲良くなれたことなどを話すと、「男というのは、外に7人の敵がいるってな、大変なんだよ!」と教えて下さいます。
わたしも学ぶうちに、男はどんな思いをしてでも女子供を食べさせるという悲壮なくらいの思いを持っているのかな?と気づいたので、「主人も気づいたことを感じてくれたのか、とても優しくなったんですよ」と話して、おじさんがいろいろ話してくれたことにお礼を言いました。
合間に、ひとりの青年に何をしているのですか?とたずねてみると、月に1〜2回子どもたちを自然の中で遊ばせるというボランティア活動をしているとのこと。
あら〜、ビニールシートの上で子どもがまっ裸でお着替え中です。近くの小川で遊んで来たそうな....。
自由で何の縛りもなく、のびのびと遊んでていいなぁ。
おじさんはそんな活動を、まわりをお掃除したりして管理人よろしく、優しく見守っていらしたのかな?
お日様の光のやさしい、おじさんを訪ねての、のどかな日の光景でした。