ふうっ。録画してあった「スター☆トゥインクルプリキュア」を見終わっていたのであった。
スタートゥインクル☆プリキュア、ではないようだ。
2019年2月放送開始のはず。
ふぅ。見終わるのに、3年くらいかかったかも。5年はかかっていないと思うけれど。
全然、面白くない訳ではなくて、それでもおじさんにとっては、心か何かに、余裕がないと見ることが出来ないような感じになってきた。
それでも、このプリキュアは、歴代と比べても、かなり面白かったと思う。
テーマ、モチーフが良かったんじゃないかなと。
宇宙とイマジネーション。
難しくもなくて、第1話を見れば、すぐ分かる。
プリキュアというと、長年の放送の末に、もうパッケージのようなものが、割と決まっていて。
それでも、このプリキュアは、今までの枠を、飛び越える試みを、いくつもやっていると思った。
褒めてあげて。
枠飛び越えた説明は、少し後にして。
まず宇宙。
地球から飛び出て、もちろん宇宙があるのだけれど。
あの宇宙とは、別に、別次元の宇宙みたいなのがあって(星空界)、そこを冒険することになるのよ。
この宇宙がまた、イマジネーションを口にするだけのことはあるなあ、というくらい素晴らしい。カワイイ。
今までの妖精ではなくて、少し概念の違う、フワ。
形容しがたいけれど。
そして、妖精ではなく、タコ型宇宙人、プルンス。
やってくれた。
初だと思うけれど、宇宙人のプリキュア、ララ。
ルン。
2人目の、宇宙人のプリキュアは、ネコミミ(ネコしっぽ)、語尾にゃんの、プリキュア。
そして、極め付きは、歌いながら、プリキュア変身。
全部そうだけれど、とくに最後のプリキュア変身を初めて見たときは、何ていうのか、殻を破ってるなあ、みたいなことを思った。
挑戦をし続けているなあ、みたいな。
それで、それら全部、上に書いた、別宇宙もだけれど、見る度に思うのよ。
カワイイ、って。
歴代の中でも、かなりカワイイ部類のプリキュアっていえるんじゃないかなと思った。
もう最終回まで、事あるごとに、カワイイって言いながら見ていた。
曲は、OP曲は、「キラリ スター☆トゥインクルプリキュア/北川理恵」。
これも歴代比べで、曲も歌詞もかなり良いと思う。
私の持論でしかないけれど、プリキュアOP曲の歌詞は、「ハートキャッチプリキュア」辺りから、だんだん良くなってきている。
そこに、今作品のテーマの良さが相まって、ただの、ありきたりな歌詞にならずに済んでいるのだと思った。
明るくて、カワイイ曲、難しくもなくて、それでいて、かなり良い歌詞。
GOOD!
前半ED曲は、「パペピプ☆ロマンチック」。
後半ED曲は、「教えて…!トゥインクル☆」。
両方同時にいけそう。
両方とも、歌詞も結構良い、簡単でありながら。
まあでも、深く考えずに、カワイイダンスを楽しむついででいい気がする。
少しだけ”大人”な雰囲気でやろうとしているところがまた、カワイイ。
前作くらいからだったか、もう年月が経ってしまって、記憶がハッキリしないけれど、ED曲のバックのCGのクオリティが、完成形になったな、って感じ。
ぜひ4Kテレビで見てもらいたい。
最終回1話手前が、物語のヤマバ。
歴代作品にいくつかあった、凶悪過ぎる感じもなくて、それでいて、目をそらしているわけでもなく、真っすぐにストーリーを進めている。
この宇宙には、物質、時間、エネルギーだけではなくて、イマジネーションがあるんだって、ハッキリと分からせてくれる。
いい終わり方だった。
そして、その次の本当の最終回が、また良かった。
アニメ作品の最終回でよくあるのが、ラスト10分やら5分やらで、改心した敵のその後であるとか、メインキャラのその後でも、サーっと流す。
ああいうのを、最終話20分強を使ってやった訳。
それも良かった。蛇足じゃない感じに出来ていたと思う。
それで、最終話の後半くらいに、突然冒頭の映像が、もう一度出てきて、タイムリープでもやるのかと、ビクッとしたけれど、そうじゃなかった。
でも、その演出がまた、素晴らしかった。
大人になった、ひかる達を描いた訳なのだけれど、この手法だけで歴代と比べてみても、かなり良い出来であった。
次のプリキュアが出て来るのも、お約束になったみたいだけれど。
私はあの演出は、イマイチ推奨していないけれど。そこも、さらりと、上手くこなしていた。
最終回は、とにかく、詰め込まれていて、それでいて、余分がない。
とても良い、最終回であったと思った。
敵のその後も、描かれていたけれど、納得感があったのは、その設定、描き方がちゃんとしていたからだと思った。
意外と全部のプリキュアが出来ているとは言えない点だと思っている。
まあ、振り返ってみると、結局カワイかった。
キラやば!