そう言えば、録画してあった「ソードアートオンラインⅡ」を見終わっていたのであった。
第1期放送は、2012年のようだ。
もうずいぶん前の作品。
そして、この第2期は、2014年に放送されたものらしい。
たしかこのシリーズは、あと1つ2つ、この後にも続いていたはずで、いつも通り、それらをすべて見てからレビューしようかと思っていたのだけれど、このソードアートオンラインは、本当にボリュームがすごいのよ。
第1期もそうだったのを、少し思い出したけれど。
第1期は、前半の大変なお話がようやく解決したと思ったら、後半でまた違うゲーム内の話になって、でも、それでも当然、ちゃんと話は繋がっていて。
一粒で二度美味しい、みたいな感じで。しっかりと楽しめた。
そして、この第2期も同じ。
24話くらいの話数は、他の作品と同じくらいの、標準サイズ。
それなのに、なんともいえないボリューム感。
これは、シリーズ全部見てからレビューというのは、無理だと思って。
第2期の前半は、新キャラシノンが出てくる、ガンゲイルオンライン編というところか。
キリトは、やはり今でも、罪悪感のようなものに苦しんでいるのだなあというお話になっていたと思う。
前半の問題が解決した、その次に、シノンが、アルヴヘイムだったかな、もともとキリトがプレイしていたゲームに遊びに来て、少し変わったイベントを攻略するという、少し短めのお話が入り。
そして、後半のストーリーへ。
前半がキリトの話だったので、それで後半はアスナの話なのかなあ、と思っていたら。
最終的には、この後半は、”命”を扱うストーリーになっていた。
説明が難しいけれど、まあ、割と多くのアニメが命を扱っているけれど。
それでも、命を扱った、描いたとしか言いようがない。
そして、それによって、かなり素晴らしい作品になったと思う。
まだ続編もあるのだけれど、それでも、この時点で、とてもオススメ出来る作品であると、私は思う。
曲は、前半OP曲は、「IGNITE/藍井エイル」。
藍井エイルの声を聞くと、SAO(ソードアートオンライン)始まったなあという気持ちになる。
久しぶりのSAOの始まりには合っていた。
前半ED曲は、「Startear/春奈るな」。
OP曲の強さに対して、ED曲の静かさは、この作品の前半を表現するのにピッタリであった。
後半OP曲は、「courage/戸松遥」。
キャラソンということでもないと思うけれど、後半は、アスナの話なので納得。
私には、少し優しすぎる曲調かなと思った。
後半というより中半というか、後半1つ目のED曲は、「No More Time Machine/LiSA」。
イメージしているLiSAの曲と少し違う感じに聞こえたけれど、ガンゲイルとは違うゲームに来た感じなのかなと。
後半2つ目のED曲は、「シルシ/LiSA」。
最初は、まあいい曲だなと思っていたくらいだけれど、後半が命を描いていると分かった途端にイメージが変わったというか、この詩と歌声に納得という感じになった。
この4人は、本当に、SAOの歌手だなと思う。記憶が呼び覚まされる。
中でも、LiSAは、当時からあの力強さが(当然)あるのだけれど。
曲も、作詞も、今聞いてもいいなと思った。
素晴らしいヴォーカルなのは分かっているけれど、それだけでもダメだろうと思う。
そういうメンバーがそろっていることを、我々は楽しんでいるのかなあ。
聞き比べても、LiSAの曲に耳が行ってしまうのは、そのせいだと思う。
第1期の前半は、”死”を。第2期の後半は”生”を扱っているのかなあと思った。
そして、第1期の、作品内の死を、キリトはもちろんのこと、この作品の作者も、背負っているのではないかなあと思った。
それで、この第2期が生まれたのではないかと。
そういうのがないクリエーターは、いいものが作れないと、私は勝手に思っているけれど。
それだから、この第2期をもって、この作品は素晴らしい作品になったのだと思う。
第2期のボリュームというより、第1期から、すべてが累積してゆくので、その奥深さが楽しいのだと思う。
本当、全部面白かった。
ゲームやアニメなんか時間の無駄だと思っている人も沢山いるけれど、その人達が普段みている媒体は、人間の命に、これだけの提案が出来ているのだろうかと思ってしまう。
そのくらい、スゲーって思ったということ。
うーん、結構悲しい最後だったので、もう少し静かに、落ち着いて書き終わるべきなのにね。
出来ないみたい。