そう言えば、録画してあった「推しの子」を見終わっていたのであった。

正式には『推しの子』かな、ひょっとして。

違う、【推しの子】みたいな感じだ、たぶん。

 

とても面白かった。

 

完結はしていない。

第8話くらいで、ああ、あと3話くらいで終わりなのか、って思って。

それで、第8話を見終わった後、これ、あと3話じゃ終わらないよな、って思った。

 

第1話に90分使っているのも納得。

 

この作品は、芸能界って本当は、こういう世界なんだよ、っていうのを、しっかりやるというのが、ベースのコンセプトになっている。

 

その上で、転生モノにもなっている。

 

転生の部分については、理由付けの設定なんかも無くて。

何となく転生しちゃいました、みたいな、ゆるく、軽い感じで描かれているように見える。

 

20代くらいの男が、自分の推しのアイドルの子供に転生するという、世に溢れ始めている転生モノの中でも、異色な作品になってはいるものの。

 

最初の1時間を見た感じでは、少し変わっているけれど、このまま、面白可笑しい日常が過ぎてゆくのかなあと思わせるくらいの感じで。

引き、というのか、視聴者を引き付けるには、少し弱い第1話という感じになっていた。

(物語はきっちり進行していて、退屈という訳では、決してない。)

 

ただし、最後の30分くらいの展開から、アクアのあの表情、そして90分経って初めて流れるOP曲、「アイドル/YOASOBI」。

 

映像こそ無くて、テロップが流れるのみの画面ではあるものの、この曲を聴いている時には、頭が痺れているように、完全にやられていたのであった。

魂か何かを持っていかれているような感じ。

 

 

この作品は、アクアの復讐劇である。それがメインであると言えるかもしれない。

ただし、ストーリーは、それ以外の話、サブストーリーで話が進んでゆく。

 

いや、面白い。それでも面白いと言うより、それだから面白いのだと思う。

 

メインストーリーだけで話を進めるような形にすると、多分、どんどん救いがない話になってしまうのではないかと、勝手に想像する。

 

まあまず、メインのみで話を進めることが不可能に見えるし。

 

そうではなくて、以前書いた、「SPY×FAMILY」と全く同じで、幾つものサブストーリーの積み重ねの方が、ストーリーにとって重要で、そして面白い。

むしろ、そちらがメイン、みたいな。

 

とにかく、1話1話が全て面白い。

最終回では、すでに次の話に突入を始めている。当然楽しみ。

 

 

 

曲は、OP曲は、上にも書いた「アイドル/YOASOBI」。

初めて聴いた時から大好き。

一発で心を持っていかれたのは、出だしが強いのかもしれないけれど、とにかく最高。

 

第2話からは、バックに絵も付いて、さらに最高に。

この作品や、そのキャラ達がいるから、良い曲なのか、もう分からないけれど。

 

しかし、その絵。

出だしの部分も、よく見ると、あの病室をバックにしている。

派手な音と裏腹の、少し地味なあの絵は、作品中の感情の原点みたいなものを大切にしているってことなのかなあと思った。

 

 

ED曲は、「メフィスト/女王蜂」。

この作品に合っていると思う。絵でも分かるように、この作品の、怒り、悲しみ、復讐心なんかの表現の一部を担えていると思う。

 

この歌詞が合っているのか、何となくでしかないけれど、何度聴いても飽きることはなかった。

 

 

 

アクア、ルビーのあの目の星は、あれはどうも、柄ではなくて、人の輝き、魅力みたいなものを表現しているのかなあと思った。

 

魅力が減ったときは、輝きを失うし、復讐心に燃えているときは、真っ黒になる。

 

 

 

この作品の評価は、近年のものの中では上位に入る。

 

そう言えば、以前書いたもので、「転生したらスライムだった件」がベスト10に入るくらいの面白さだと評価したのだけれど。

 

それ以後の作品は評価をしていないので、転スラの独り勝ちのように思うかもしれないけれど、そうではない。

ただ、評価をし忘れていただけ。

 

最近見た作品だと、トップクラスは。

「呪術廻戦」「チェンソーマン」「推しの子」「Re:ゼロから始める異世界生活」「僕のヒーローアカデミア」辺りかなあ。あと「ワンピース」とか。

次点、次のクラスとして、「転生したらスライムだった件」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「鬼滅の刃」辺り。

その下に、「オーバーロード」辺りか。あと「東京リベンジャーズ」「入間くん」「SPY×FAMIRY」とか。という感じ。

まだありそうだけれど、もう思い出せないと思う。

 

完結していないので、また順位は変わると思うけれど。

あと、完結しているものは、記憶の端に置いてしまうところもある。

 

 

この作品で描かれている芸能界って、みんな、何となくは分かっていたところだと思う。

でもそれを、白日の下にさらすように、言語化映像化したということは、日本全体の革命的な意識改革になるくらいのものだと私は思っている。

日本全体というほど、見られてはいないだろうけれど。

それこそ、チャットGPTくらいの。

 

この作品を見た後は、もう知らなかったではすまない。許されない。

それで、芸能界を目指す人が減って、2世3世タレントだらけになるのも、いやだけれど。

 

これによって、社会のどこかで、芸能界のどこかで変革が起こってもおかしくない。

そういうものになることが出来るくらいの作品であると、私は思っている。

 

まあ、私は芸能人・業界人ではないので、どのくらい本当のことなのかは、分からないけれど。

 

って言うか、面白い時点でもう充分とも言える。

 

星

 

書くのが遅過ぎて、気になるニュースが、もうずっと前の話になりがち。

仕方がないから、それでも書くけれど。

 

気になったのは、とっくにみんな知っているけれど、ネットなんかでもよく見た、税収が過去最高っていうやつ。70兆円くらいだったかな。

 

あれは、やっぱり問題なのは、集めたお金をちゃんと使えていんのかってとこよね。

 

ここまで、当たり前のことしか書いていないけれど、でもやはり、この当たり前が大事。

 

そして、その当たり前を、政治家がちゃんと出来ているのかについて、やはり信用が出来ない。

 

異次元の少子化対策(だったかな)とか、それ以外の財源についても、歳出改革とか見直しとか、まず最初に言うのはよくある。

 

こういうのは、ノーアイディアゆえの誤魔化しみたいに言われることもまた、よくあるけれど。

 

税金ちゃんと使えてるのかっていうところにメスを入れるなら、この歳出、使い道のチェックをちゃんとするより他にない訳である。

 

ただまあ、これも、考えてみても分からない。また、マスコミにお願いするしかない感じ。使い道について。

 

今使っている税金の使い道をやめるっていうのは、難しい。いわゆる、既得権益みたいなものだと思う。使い道を握っている人間は、もう権力であって、それを手放したくない。どんな理由を付けてでも。

 

ここはやはり、マスコミの力で、白日の下に、みんなの目に、さらしてもらいたい。

 

もう1つの難しさもあって。

昔、事業仕分けみたいな名前だったか、蓮舫か誰かが、2位じゃダメなんですかとか言っていたってやつ。

でも、この使い道に関しては、たとえ1位でもダメなものはダメだという点。

(って言うか、事業仕分けも使い道の精査のはずだったけれど、どうなったんだろ)

 

例え話が難しいけれど、例えば、貧乏な家庭でエアコンが壊れてしまって、真夏はエアコンが無いと死んでしまう、って場合でも。お金がなければ買えない。

(まあ、最近では、生活保護でもエアコンは認められているみたいなのを聞いたことがあるような気もするけれど)

 

死んでしまうかもしれないのだから、いる・いらないの仕分けで言えば、いる、に決まっている。

でも、お金がなければ買えない、それが貧乏というものである。

 

今の税金の使い道は、一応の精査はされているだろうから、全ての使い道に、それなりの必要性があるのだと思う。

しかしこれに関しては、必要性があるからといって、全て認める訳にはいかないはずなのである。

 

今まで何度もあったはずの、社会の転換点で、新しい社会を作るために、税収をどうやって振り分けるかを考える場合は、たとえ必要性があっても、より必要なところへ、予算を移さなければならないはずなのである。

 

ただそれを、政治家がちゃんと出来ているのか。一度手に入れた権力を手放すことをやってきたのか。

やっぱ、信じられない。

マスコミに、どんどんあぶりだしてもらう以外に、良い方法は思い付かない。

 

モリカケだか、統一教会だかを経て、今の政治家を信じられるだろうか。

まあ、政治が何とかしてくれるだろう、ってずっと丸投げし続けた結果が、あの過去最高税収70兆ってやつなのではないだろうか。

 

これはもう、怠惰というより、現実逃避という感じがする。

国民の側のね。私が思っている、感じているだけだけれど。

 

結局、2流の政治家というのは、国民の政治への向き合い方が2流だという、自分に返ってくるのだけれど。

それから逃げていたら、次は80兆も見えてくる訳である。破たんするのが早いのか、分からないけれど。簡単に破たんしないから厄介なのかもしれない、とも思う。

 

あのネットニュースに腹を立てたのなら、我々が決心しなければならない訳である。

 

 

ただし、どういう振り分けが良いのかの考えは、人それぞれ。

 

そうすると、やはり、投票が大切という話になってしまうのである。

 

どうしても、ありきたりな話になってしまうのだけれど、これは、ありきたり、当たり前から目を逸らしてきたって話なのかも。

 

カメラ

 

上のを書いていて思ったのは。

 

最近やっぱり、AIの話をよく聞くけれど。

あれに出来ることとか、危険性なんかがハッキリしてきたら、本格的に社会の、人間のために使って欲しいと思った。まあ、これも、当たり前だけれど。

 

上の章で、当たり前に思っている、政治家の仕事、投票の制度・方法、官僚の有り方(単純に数とか)なんか、AIの使い方次第では、違うものに出来るんじゃないかなあと。

 

社会、政治を変えるための、あらゆる国民の負担を、少し減らせるんじゃないかなあと。

 

まったく知識無く言っているのだけれど。

頑張ってもらいたい。

 

そのうち、チャットGPTとか、誰も使わなくなる説も、出て来ているみたいだけれど。

 

人類を滅ぼさない程度に、頑張れ。

 

電球