はまだしよ~ご事典 その225 日はまた昇る | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

アルバム「SAVE OUR SHIP」収録。
 

そもそもはシングル「詩人の鐘」のカップリング曲として発表された。
意識的にか偶然なのか.、
「誰がために鐘は鳴る」と同じく「ヘミングウェイ」の小説のタイトル。
「詩人の鐘」がとてもシリアスな曲なので、
それと対になって少しポジティブなものを作りたいと思って、
割と一気に書いた」と省吾さんは当時のインタビューで語っている。

いつも言ってるけど、どんなに恵まれてると思われてる人も、
やっぱり人生を生きていく事は困難な事だと思うんですよね。
「日はまた昇る」の中で、最初に出来たのが、
「長い旅路の色んな場所で 数え切れぬ人に出会う 

誰もが皆自分の人生と戦っている」というフレーズなんです。
人生って誰とも比べようが無いし、

僕自身も自分の人生と戦っているし、
観に来ているお客さんもみんなそうだと思うんです。
そういう中で少しでも役に立ってるんだと思えば、
音楽をやっている励みになります。
自分たちが楽しくて音楽をやるだけだったら、
アマチュアで仲間内で集まってやればいいわけだから。
音楽は楽しいけど、

俺たちもプレイしている時に苦しい時もあるし、
みんな同じだと思うんですよ。
こういうタイプの曲っていうのは、誰かに向かってというよりは、
自分自身に向かって歌っているときがあるんですね。
作っている時に、それが同時に、誰か他の人が聴いた時に、
共通のものを感じるんだと思うんですよね。
確かに自分たちのやった事とはいえ、
殆どの人たちが80年代のバブルの時も真面目に働いていたわけですよね。
「詩人の鐘」のなかに書いているように、
銀行や大企業や政治家が一体になって狂ったように利益を追求した結果がはじけて、今みんな苦しいと思うんです。
そういう意味でポジティブな歌を作りたかったんですよね。
ただ明るくてワイワイというのじゃなくて、
ポジティブな歌。
それが僕にとっての「日はまた昇る」なんです。

(省吾談)

発表当初は、コンサート「本編ラスト」で歌われる事が多かったが、
最近は「アンコール」で歌う事が多くなったイメージ。
実際に歌詞を読むと「ポジティブ」とは言い難い内容なのだが、
そういう思考で生きていこうという強いメッセージがある。
 

よく「元気を貰った」とか、
「人生の応援歌」などと表現する場合があるけれど、
的を得ているとは思えない。
そう、この曲はまさに「人生」そのものだ。

余談だが、カップリングという扱いゆえ聴く機会が少なかった「シングルバージョン」も、
今は「サブスク」で手軽に聴けるようになったので、

聴き比べるのも一興。