12thシングル。アルバム「愛の世代の前に」収録。
「片想い」っていう今歌った歌は、
ある女の人からある男の人に受けて歌われた歌です。
そして次に歌うこの歌は、
その男がその女の人に向けて作った歌です。
(1981年ライブMCより)
タイトルは、「長距離ランナーの孤独」を書いたアラン・シリトーの小説から。
あの小説のイメージを歌にした感じ。
好きな小説の一つですね。
曲はポップなR&Bですよね。
この頃は、よく小説や映画の題名をタイトルにしていましたね。
そういうのに凝ってた・・・好きだったんだろうね。
(省吾談)
実際は「映画を観て感激したので原作を読んだ」という流れのようである。
ちなみに映画の原題は「A Place in the Sun」。
結構救いの無い映画で、どの辺りに省吾が感銘を受けたのかは疑問。
田家さんの著書、「陽のあたる場所」では、
文字通り省吾のサクセスストーリーの影で、支えていた女性の事も書かれている。
TVK「Fighting 80'S」(1981年3月20日)に出演した時に、
この歌も披露されているが、
実は発売(3月21日)前の新曲だった。
80年代前半のライブでは定番曲だったが、
しばらくセットリストに入ってない。
次の「80年代縛りFFF」では聴けるかな?
まだ若かった頃
貧しくて 苦しくて
すぐ眼の前にある慰めを
愛だと思い
夢中になれるものを
夢だと思って手に入れてしまう
だけど やがて 少しづつ 大人になってゆき
初めて本当の愛や
本当に欲しかったものに出会ったとき、
人は時に そこからは遠く離れてしまっている事がある
どうかみんなが そして僕も
真実の愛や 本当の夢に 巡り会えて
それを手にする事ができるよう 祈ってます。
(アルバム ON THE ROAD収録 陽のあたる場所より)
このMCに救われた人は多いんだろうな。