アルバム「FATHER’S SON」収録。
みんな家庭に帰ろうとしている感じがするのね。
自分の周りの人たちを見ても。
60年から70年にかけてというのは、
ようするにドロップ・アウトとセックス革命の時代で、
セックスに関して言うならば、
エイズでいきなりポツンとピリオドが来たでしょう。
それとオイル・ショックってのはでかかったと思うんですけど、
本当に今度のウォール街がトドメを刺しちゃったと思うんだけど、
人類の未来は決して明るくないという感覚はもう、
ワっとあるような気がするのね。
その中で、例えば「戦士の週末」の家庭に帰ろうとしているひとりの男と、
今までのままギンギンに週末は遊んでる男の、二人の友情みたいなものを、
ユーモラスに歌いたかった。
(省吾談)
「The Boomtown Rats」の79年のHIT曲、
「I Don't Like Mondays」をもじったようなタイトルだが、
これは歌詞の中に出て来る「武器を捨て幸福(降伏)かい?」と同じようにダブルミーニング。
「I Don't Like Mondays」は「月曜日が嫌い」で、
銃を乱射してしまった少女の話だったが、
「 I DON'T LIKE "FRIDAY」は「フライデー襲撃事件」とはあんまり關係無い。
でも省吾さんが「FRIDAYが嫌い」なのは間違い無いようである。
「FATHER'S SON」ツアーでは、
バーみたいなセットで歌っていた記憶がある。
シリアスな曲が続くアルバム「FATHER'S SON」の中では、
ちょっと異色な曲ではある、