はまだしよ~ご事典 その209 君が人生の時… | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

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ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

アルバム「君が人生の時…」

「ILLMINATION」「MIND SCREEN」で職業作家的な作り方を強く求められて、
やってみた結果。自分で「それは出来ない」とわかった。
自分の事、自分が感じることしか歌に出来ない。
だったら自分の言葉で自分の事を歌えばいい。
だから「君が人生の時…」というタイトルになってるんですね。
作り方はハードでしたけどね。
確か「ミス・ロンリー・ハート」と「とぎれた愛の物語」と「青春のヴィジョン」の3曲は、メロディを一晩で作ったんですよ。(笑)
伊豆のキティ・スタジオで合宿しながら作ったんですが、
明日リズム隊を録るという時に、曲が無い。(笑)今日中に書かないといけない。
確か東急のホテルに泊まってたんだけど、メゾネット・タイプの部屋で、
僕が2階で下の部屋に須藤君がいて、曲が出来るのを待っている。
そして出来た曲から水谷さんに渡して、その場でアレンジして。
朝起きたら僕も水谷さんもスタジオで寝てたって記憶がある。(笑)
(中略)
その結果、実際にいい曲が出来てしまっているから、
一概にそのやり方が悪いとは言えない?・・・そうかもしれませ~ん。(笑)
でもそれは長くはやれないよね。その頃はまだ若かったから出来たけど。(笑)
(省吾談)

シングル「風を感じて」のスマッシュ・ヒットを受けて、
前作「MIND SCREEN」から半年程のインターバルで発売されたアルバムのタイトル曲。
1年間でオリジナルアルバムをリリースしたのはこの年(1979年)だけ。
急ごしらえのはずなのに完成度が高いのは、
この時期の省吾の勢いを示してる気がする。
ディレクターの須藤晃氏が提案したタイトル「君が人生の時…」は、
米作家「William Saroyan)の「The Time of Your Life」をもとにしていたが、
そのまま省吾自身の「人生」を歌ったものになった。

「でも『君が人生の時…』は、それまでの総決算という気がしてます。
話題作や問題作じゃなくてもいいから、
ボクがいかに誠実に必死にやってるかを伝えればいいと思うようになったんです。
音楽は自分の誠意が伝わるんだからって」
(省吾談)

最近では「ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend"」での歌唱が印象的だった。
「ヘッドフォン」をしてタクトを振ってる省吾の映像が観れるのは、
怪我の功名というべきか。