アルバム「Journey of a Songwriter ~ 旅するソングライター」収録
「J・BOY」や「I am a father」などと並んで、
今ライブで最も盛り上がる曲の一つとなった。
最新アルバムの曲がこんなにファンに受け入れられるというのは、
シンガーソングライター冥利に尽きる事だろう。
映画「旅するソングライター」でも、
ホールツアーとアリーナツアーを繋げるキー曲となっている。
板屋さんアイディアのVRカメラがとても効果的に使われている。
曲の最後に「DANCE!」と省吾がシャウトするが、
そのまま(曲の)「DANCE」が始まるような錯覚に陥るのは僕だけ?
この曲の「パートナー」に「中嶋ユキノ」さんが選ばれた事で、
結果省吾は他のアーティストを初「プロデュース」する事になっただろうし、
彼女と「竹内宏美」さんがコーラスに加わった事で、
「DJお願い!」や「こんな夜はI miss you 」などがセトリに入れやすくなったと個人的には思っている。
そういう意味でも「肝」な曲。
ダンスミュージックが好きなので、コンテンポラリーなダンスミュージックを作りました。
水谷さんは今主流のエレクトロニック・ダンス・ミュージック「EDM」って言うんだけど、
その方向に向いていた。
でも俺は流行りの音そのままというのがイヤで、R&Bやロックの香りが残ったサウンドにしたかった。
で、ホーンを入れたり、エレキ・ギターをフューチャリングしたりしています。
そして英語のタイトルが、「Tokyo Midnight Anthem」。
「Anthem」は賛歌。つまりディフォルメされた東京の楽しさみたいなものを出したいなあと思った。
(省吾談)
その水谷さんのやりたかった「音」は、
「完全生産限定盤」と「期間生産限定盤」に収録されている「Club Mix 2015 Version」で聴く事が出来る。
オリジナルでは中嶋ユキノさんとユニゾンで歌っているが、
こちらは「男女」パートが分かれている。
1980年にリリースされた「Home Bound」というアルバムの中に「東京」という歌があります。
東京の光と影、その影の部分を、当時ヒットしていた「TOKIO」という歌の
自分勝手なアンサーソングとして書いてみたのでした。
「夜はこれから」の主人公は再び東京です。
2020年に向かってフォーカスされていくであろう東京。
幻想であることは承知の上で、
少し誇張した東京をポジティブに描いた映像にしてみました。
この大都会に生きる人々に良き出会いがありますように
(NHK SONGSより)
ちなみに女性側の目線で歌った「夜はこれから (N.Y.Version)」は、
ユキノさんのアルバム「N.Y.」に収録されている。こちらもお勧め。