細田守監督の新作「未来のミライ」の主題歌とOPテーマを、
山下達郎さんが担当する事が決まりました。
曲はもちろんの事、映画も楽しみですね。
達郎さんと省吾の徹底的に違う所は、
タイアップを積極的に受け入れるか否かだと感じます。
考えてみれば、ここ数年の達郎さんのシングルは全てタイアップ付きですね。
まあこれは達郎さんに限らず他のアーティストも殆どそうですが。
以前省吾には次のアルバムなんて贅沢は言わないので、
シングルくらい出して欲しいと書いた事もありますが、
今はタイアップが無いとシングルも出せない時代なんですよね。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、
新曲「ミライのテーマ」「タイトル未定」
期待して待ちたいと思います。
アニメ話題でもう一つ。
高畑勲監督が亡くなられました。
盟友「宮崎駿」監督のような派手さは無いけど、
確かな演出は多くの人の心を掴んで離しませんでした。
高畑勲監督は追い求めた、アニメの向こうにある「現実」を。82年の生涯を振り返る
多くの名作がありますが、
僕は「赤毛のアン」が一番好きでした。
「ハイジ」で感じた違和感(主人公が大人の願望通りに振舞ういい子)を、
その後の「マルコ」であえて捨てたんですよね?
そして「アン」はとんでも無い失敗をする「大人から見れば悪い子」だけど、
失敗をバネに成長していく子でした。
「そうさのう。わしはなぁアン、
1ダースの男の子より、お前にいてもらう方がいいよ。
いいかい? 1ダースの男の子よりもだよ。
そうさのう、エイブリー奨学金を獲ったのは男の子じゃなかったろう?
女の子さ、わしの女の子だよ。
わしの自慢の女の子じゃないか。アンはわしの娘じゃ。」
マシューのこの台詞は、書いてるだけで涙が溢れてきそうです。
まだまだ創りたい作品があったんでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。