はまだしよ~ご事典 その199 BLOOD LINE | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

アルバム「FATHER’S SON」収録 

日本は1945年に戦争に負けたでしょ、日本人は終戦記念日と呼びたがるけど、
実は敗戦なのね。
敗戦で占領されたわけだけど、占領されたという意識はあまりなくて、
それはたぶん当時アメリカが柔軟な占領政策をとったからだと思うんだ。
でも実は原爆という人類史上最悪のやり方で強姦されたんだよね。
にもかかわらずほとんどが和姦と思いたがる、
それは天皇制度が廃止されなかったからじゃないかな。
そのことが我々の世代に大きな錯覚を与えたんじゃないかと思う。
ところが、本当は我々は強姦されて生まれてきた父親を知らない世代なんじゃないかな」
「ひょっとしたら他のミュージシャンたちもみんな、
たとえば佐野くん、桑田くん誰でもいいんだけど、
他の小説家や映画作家の人たちもきっと全員、
父親を捜す作業をずっと続けてきたんじゃないかな、それに気づかずにね。
実は父親はアメリカだったという意識のないままその父親を捜しているというのが日本のトップアーティストやミュージックシーンに携わっている人たちじゃないかな、
そんなひらめきがあって、そうするといろいろなことがすごく明確になるんですよネ。そこまで見えから曲を書き始めた。
それがアルバムのトップを飾る『BLOOD LINE』という曲なんです。
(省吾談)

アルバムの冒頭を飾る怒涛の3部作。
あまりに充実し過ぎて後半が物足り無く感じてしまうほど。(個人の感想です)
アルバムリリース時のツアーでは、定番の「1曲目」では無く、
本編の最後に演奏された記憶がある。


今の子供たちもそうだし、我々もそうだけど、母親というのはすごく明確だよね。
どこから生まれてきたか、という意味では。
だけど、父親っていうのは制度の中にしかないじゃない。
人間だけでしょ、父親というのがあるのは。
動物の世界では母親は明確だけど父親は全然明確じゃない。
そんなこともあるし、我々も、もっと若いティーンの世代とどこかで心の中の父親というものを探しているんじゃないか。
(省吾談)

後に「The Best of Shogo Hamada vol.3」でリミックスされるが、
衝撃的なあのイントロが別物みたいな印象に変えられていてとても残念。
同アルバムを受けて開催された「ON THE ROAD 2011」では「Instrumental」での演奏で、
こちらも往年のファンはがっかりした。
「BLOOD LINE」はこのツアーで演らないなら、もうセトリに入る事は無い気がする。
「詩人の鐘」を削っても入れて欲しかった。(個人の感想です)

アルバム「FATHER'S SON」のCDエクストラでライブ映像が観れるが、
「やはりこの曲は生で聴きたい」と思ってるのは僕だけで無いだろう。