はまだしよ~ご事典 その178 あい色の手紙 | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

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ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

アルバム「SAVE OUR SHIP」収録
 
この曲を書いたのはねえ、22~23歳の頃なんですよ。
「昼休み」ってタイトルで、
ほぼ「路地裏の少年」とか「遠くへ」と同じ時期に書かれた歌なんですけど。
すごく好きな歌でその都度レコーディングしようとしたんですけど、
何かが足りない気がして。
で、最初は1番があってサビがあって終わりという、
1分半くらいの曲だったんですよ。
で、今回レコーディングした時に、
「午前4時の物語」を書いた時点でそれに繋がるストーリーを展開~
あの主人公がそのまま次の歌の主人公になるようなストーリーを作ったんですね。
そして2番を書き足した途端、そべてが上手くこう形になって、
この「あい色の手紙」が出来たんだけど。
だから「午前4時の物語」で、
金属バットでアクシデントのように見知らぬ少年を殺傷してしまった主人公が、
そのまま次の主人公なんですね。
で、「午前4時の物語」でアクシデントでケガしたか死んでしまったかもしれない少年のキャラクターは、
実は「真夏の路上」の主人公なんですよ。
そういうふうにこの3つの歌は折り重なって作られてるんですよ。
(省吾談)
 
楽曲の完成には「旬」というものがあるのだろう。
「青空に一筋の 煙が昇る 工場の昼休み
 陽だまりの裏庭で あの娘の手紙 読み終えた♪」
「昼休み」ではこのように歌われていた歌詞が変わっただけでななく、
アルバム「SAVE OUR SHIP」の楽曲として新しく生まれ変わったという事。

「ON THE ROAD 2001 THE SHOGO MUST GO ON」でも、
これを含む3曲は連続して演奏されていた。
その時に省吾は、実際に手紙のようなものを持って歌っていたが、
気になる文面は、ただ歌詞を書いていただけのものらしい。
(サングラス越しに手紙に書いてた歌詞が読めたかは不明。)
歌い終わってその手紙をたたんで祈るような仕草をした姿がとても印書的だった。
なお、タイトルの「あい色」は、「藍色」と「愛色」のダブルミーニング。
 
当時BS2(現BSプレミアム)でオンエアされたTVプログラム
「浜田省吾スーパーライブ THE SUN ALSO RISING 日はまた昇る」では、
平和島公園で撮影されたビデオクリップ的な映像が流れたが、
後にVisual Collection 「Flash & Shadow」に無事収録された。
これもいいんだよね。