はまだしよ~ご事典 その169 EDGE OF THE KNIFE | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

アルバム「DOWN BY THE MAINSTREET」収録。

90年代以降は殆ど歌われなくなってしまった。
「ON THE ROAD” FILMS”」の「Tour Scraps」では、
「ON THE ROAD 85」よみうりランドEASTでの、
若々しい省吾の歌唱がちょっとだけ観れるが、
あれだけではやっぱり物足りない。
省吾のメディアム・バラードの名曲は多いので、
中々セットリストに入る機会が無いのだろう。

これは江澤(宏明)がスコア書いてテーマを作った。
これも楽器の音数は少なくても厚みのある、
R&Bタッチのリズムのあるバラード。
やっぱりコーラスが聞きもので、わりとゴスペルっぽい感じと
ウエスト・コースト風のものを合わせた感じにしたかった。
(省吾談)

アルバム1曲目の「MONEY」が「動」の部分だとして、
(アナログ盤)B面の1曲目のこの曲は、
「静」の部分の危うさを表している気がする。
若くて危なっかしい時期を、
「ナイフのエッジを歩いてるようだ」と例えてはいるが、
省吾の曲は、
年齢にかかわらず危なっかしい関係のものが多い気がする。

「DOWN BY THE MAINSTREET」をリリースした頃のインタビューでは、
省吾はこんな事を語っていた。

「どうして31歳になって、少年をテーマに歌うんだって人がいるけれど、
 僕はあれは少年には造れないと思う。
 31歳で初めて創りたかったデビュー・アルバムが出来たと思う。」

そう、時間が経ったからこそ冷静に俯瞰で見れる。
特にこの曲はそういう曲だと思う。