本当に楽しい6ヶ月間でした。ありがとう「あまちゃん」 | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

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ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

本当に楽しい6ヶ月間でした。
大好きな「クドカン」さんの作品でしたので、
期待はしながらも、「朝ドラという枠が合わないかな」とか、
「半年で156回という長丁場は難しいだろう」と勝手に思ってました。

はじめは録画したものをまとめて観る程度でしたが、
その内に、それでは満足できなくなり、
出勤の時はBSで「早あま」を出てからでかけて、
休みの時は「早あま」のあと「本あま」、
外出しない時は、そのまま「昼あま」。
必ず3~4回はリピしなければ落ち着かないくらいに、
ドハマりしてしまいました。
こんな気持ちは、子供の頃観た「カルピス名作劇場」か、
「未来少年コナン」以来かもしれません。
いや、録画したものを何回でも観れるような状況なのに、
わざわざ早起きしてまで観るのですから、
こんな作品は過去になかったですね。

本当に毎日が楽しみで、放送の無い日曜は物足りない。
そして「twitter」や「mixi」などでリアルな感想を楽しみ、
自分では気づかない「小ネタ」や「解釈」に感嘆したり。
「声を失った2人のマーメイド」とか、
「最終週の3組の結婚式の関係は、
アキの相手(最初のファン)(先輩)(マネージャー)と重なる」とか、
挙げていけばキリがないけど、そんな細かい解釈は、
絶対に一人では気付きませんよね。

とにかく全てが愛おしい。
北三陸から東京に舞台が移れば、北三陸の人が恋しいし、
東京から北三陸に戻れば、東京のメンバーが恋しくなる。
おそらくは普通の「朝ドラ」の倍以上の登場人物が出てるのに、
その全ての人が魅力的という稀有な、いや奇跡的なドラマですよ。
そして優しい。
「判るやつだけ判ればいい」ネタから、鉄板ギャグも絡めて、
笑わせてそして感動させてくれる。
まさに「人情喜劇」。
もちろんあざとい泣かせ方では無いです。
一日15分なのに1時間ドラマくらいの密度がある。
いちいち「琴線にふれる」セリフも多いんですよね。
今日の「最終回」もそうでしたが、
同じシチュエーションを何度も反復するんですよ。
そして壊れていたものが再生する。逆回転は出来ないけど、
「大逆転」は出来る。
「成長しない主人公」が、まわりのみんなを変えていって、
そして物理的ではなく、心の「復興」をしていくという、
素晴らしいドラマでした。
「ミタ」や「半沢」みたいに視聴率が40%超える事はなくても、
(実質の視聴率は50%超えてるだろうけど)
記録より、文字通り「記憶」に残っていくドラマだったと思います。
寂しいけど、もうこんなドラマに出会える事は無いかもね。

「結局乗り遅れて観れなかった」という方は、
10月14日に総集編があります。、
午前8時20分~9時47分、後編が午前10時5分~11時35分で、
トータル3時間の、かなりのダイジェスト版ではありますが、
雰囲気だけでも感じる事が出来ると思いますよ。
DVD・Blu-rayBOXも発売されましたし、レンタルも開始になったようです。
こちらもどうぞ。

ところで、残念なお知らせを一つ。
第7週・38話の春子がアキに聖子ちゃんリスペクトを語る重要なシーン。
「ぶりっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね。」
「かわい子ぶってるのに、同性に嫌われない。むしろ憧れの対象だったわけ」
これが発売された映像ではカットされてます。
聖子サイドから抗議があったという話ですが、
「本当ならどんだけ器が小さいんだ」って思いますね。
今度発売される「脚本集」にはちゃんと入ってるかな。