「本屋さん」での想い出 | ANOTHER SCRAPS ~浜田省吾さんの事 家族の事 思いつくままのブログ~

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ヤフーブログが終了という事でこちらに引っ越してきました。
浜田省吾さんの話題がメインですが、
好きな事を勝手に書き連ねているブログです。
こちらでもよろしくお願いいたします。

学生の頃は、よく自転車を漕いで、
遠くの本屋まで遠征していました。
何軒もハシゴしたりしてたんですよ。
結構「掘り出し物」があったりして、
楽しかったんですよ。
その店は、いつもあんまり人が来ない「穴場」で、
お年寄り二人でやってたのかな。
「お爺ちゃん」の方は、ちょっと取っ付きにくい感じの方でしたが、
いつも店にいる、「お婆ちゃん」のは、
とても朗らかで、感じのいい方でした。
僕がその店で「雑誌」を買った時の事、
確か「1万」とか、そんな大きな紙幣では無かったはずですが、
「お釣り」が無いと言われたんですよ。
「じゃあ、また後で買いに来ますよ」と僕が言うと、
「いいよ。次に来た時に持ってきて」と、
その雑誌を僕に渡してくれたんです。
気にはなっていたものの、
ちょっと遠くにある本屋さんだったものですから、
そのお店を次に訪ねたのは、
それから1ヶ月くらい経過してからでした。
僕は、代金を支払う事は出来ませんでした。
お店は、完全に閉まってたんです。
「長い間ありがとうございました」の張り紙が貼ってありました。
もっと早く訪ねれば良かったなあ。
今もそのお店のあったあたりを、車で通る事があります。
そしてその事を後悔するんです。