
某芸能雑誌(55年1月号)に、
省吾と百恵ちゃんの対談が掲載された時のタイトルです。
彼女はアルバム「LOVE TRAIN」からのファンだったそうです。
彼女はアルバム「LOVE TRAIN」からのファンだったそうです。
「初めて浜田さんの曲を聴いた時、いままで触れた事の無いメロディを体験、新鮮な感じを受けました。
地方に行く時は、必ずテープに吹き込んで聴いてたんですよ。
その浜田さんが、私の為に曲を書いてくれて嬉しくて・・」と百恵ちゃん。
省吾が感じた百恵ちゃんの第一印象は、「頭のいい子」。そして彼女は、
「一見してサングラスでしょ?変な事言ったら怒られるんじゃないかと内心ヒヤヒヤ」だったそうです。
ステージについてのお互いの考え方を語り合った後、
「歌謡曲批判じゃないけど、あっち側の人って、妙に綺麗に創りすぎて、オブラートに包まれてる要素が多く、
真実の姿を出せない虚構の世界が多い。
今ニュー・ミュージックが受けてるのは、ステージでもすべてをさらけ出してるからじゃないかな」
と省吾。
「ニュー・ミュージックの人達の自己表現って凄いですね」と百恵ちゃん。
「百恵ちゃんには、こっちの世界でヘビーなロックショーを演って欲しいね。
その時は、僕がバックで演奏してあげるよ」
「嬉しい。実現できたらその時はよろしく」
ここで記事は終わっています。
省吾は他人に曲を提供した事について、
「生活の為」と語っていて、
事実新婚旅行も、その印税で行けたという話だけど、
百恵ちゃんに曲を提供した事については、唯一といえば言い過ぎですが、
自慢だったようですからね。
(シングルカットされた曲が無い事は、ファンとしては残念ですけど)
この対談は、省吾としては嬉しかったんじゃないかな?
考えてみれば、
百恵ちゃんはこの年の年末に結婚して引退してるので、
省吾との共演はあり得なかったわけですが、
実現したら大変貴重なものになってたでしょうね。
百恵ちゃん、今でも省吾の歌を聴いてるのかなあ?
そうだと嬉しいのですが。