流し聴きじゃわからないB'zの魅力 | My Pleasure&Treasure

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学生時代に熱狂したB'zをまた好きになった新米B'zファンのBlog

おはようございます。ユウです。

連日B'zのLIVE-GYM映像を見ていて
好きになった曲がたくさんあります。

たとえば
「Still Alive」「ONE」
「衝動」「BANZAI」
「イチブトゼンブ」

すべてわたしが
一度ファンを離れたあとに
出た楽曲です。

B'zはタイアップになっている曲も
すごく多いので
耳にしたことはあるし

「Still Alive」に関しては
キムタク主演の
ドラマも見ていたから
毎週聴いていたはずなんです。

なのに、そのときは
ピンとこなかった。

こんなにいい曲なのに
なぜ当時はその良さが
わからなかったんだろう?

思い当たるのはただ一つ。

流し聴きしていたから

です。


流し聴きしていると
歌詞を咀嚼しないので

たとえ口ずさんでいても
あんまりその意味について
考えないんですよね。

B'zの場合
松本さんの作るメロディーが
美メロすぎて
あまりにもインパクトが強いため

曲=メロディーの
イメージになってしまいがち。

だからこそ、B'zの曲が
一般受けしやすいとも言えます。


ウルソに関してもそう。

世界水泳のイメージソングになったことで
認知度はかなり高く

一般的にも
「テンションの上がる曲」
思われがちですが

実は歌詞も抜群に良い。

ただ意味のない言葉を
並べているわけではなくて

1番のサビ
"祝福が欲しいのなら
悲しみを知り 独りで泣きましょう"

2番のサビ
"祝福が欲しいのなら
底なしのペイン 迎えてあげましょう"

大サビ
"祝福が欲しいのなら
歓びを知り パーっとばらまけ"


このように、よく歌詞を読むと

頂上を極めんとするひとを応援する
あたたかなメッセージソングであることが
よくわかります。


一方でB'zと同じぐらい人気の
ミスチルに関しては
個人的にはそんな感じではないんです。

さらっと聴いただけでも
桜井さんの歌詞の良さはわかる。

この違いは
音楽のジャンルの違いから
来るものなのかもしれません。

一般的にハードロックって
基本的に各々のテクニックや
リフ、シャウト、ギターソロ重視で

歌詞はあんまり重視されないというか
曲がカッコよければいい!
みたいなところがあると思うんです。
(あくまでわたしのイメージです。
そしてわたしはハードロック大好きです)

だからどうしても
歌詞より演奏のほうに
気が向いてしまう。

でも、稲葉さんは
ハードロックに
わたしたち小市民が感じるような
ありふれた不安や悩み、焦り、
葛藤といった感情に寄り添い

元気づけてくれるような歌詞を乗せて
歌ってくれているんですよね。

これは歌詞を読んで
聴き込まないとわからない。

「稲葉さんは
サラッといいことを言う」

と言われるのも
こういう理由があるんじゃないかと
思います。


先述の5曲についても同様で
以前わたしが聴いていたのは
メロディーだけ
だったのかもしれません。

よく考えると
B'zを離れたのも同じ理由なのかも。

時代の流れもあって
社会人になってから(2005年以降)
めっきりCDを買わなくなった。

配信やYouTube、
サブスクの普及によるものです。

CDを買わないと
歌詞を読まないんですよね。

だから流し聴きになってしまい
1曲1曲と向き合うことが
なくなってしまう。

だから、B'zの曲の良さに
気づくことが
できなかったんじゃないかと。


また、B'zの曲と再び向き合い始めて
オリジナルアルバムを
聴き込む意味みたいなものも
感じています。

iTunesで音楽を管理してると
好きな曲だけ集めたリストを
作ってしまいがちなんですが

オリジナルアルバムって
アルバムごとにコンセプトや
物語がちゃんとあって

曲順もちゃんと考えて
作られていますよね。

B'zが必ずしも
シングル曲をアルバムに入れないのも

アルバムのコンセプトに
その曲がマッチしているか
判断してのことだと思います。

なので、オリジナルアルバムを
通して聴くことで初めて
お二人のメッセージを
汲み取れるんじゃないかなと。


近年は断捨離ブームで
あらゆるものが
データ化されつつありますが

わたしは
好きなアーティストに関しては
モノ(CD)を買おうと思います。


それでは今日はこのへんで。

せーのっ!
おつかれ~。