海に出て、海にもトレンドがあることを知る。 | F1っぅ放送作家 高桐 唯詩のブログ

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70年代から業界で働き、F1総集編26年。ル・マン、パリ~ダカ、ツール・ド・フランスなど冒険好き。現場経験多数。基本は詩人だがレース関係が長いので、クルマ関係者だと思われている。
ちょっとおしゃれで、インテリジェントな、時々泣ける話を目指します。

 先週、葉山マリーナから船に乗ってサンセットクルージングに出かけた。

 

(葉山マリーナの大型モータークルーザー)

 

 

 これは NPO法人「湘南ビジョン大学」が主催したセミナーで東京オリンピックのセーリング会場の海に出て、夕日と富士山を眺め、優雅なひとときを楽しもうというものだった。

 

(夕方出港するサンセットクルージング)

 

 葉山に住んでいるが、忙しくて長らく海には出ていなかった。ここは思い切って参加してみた。

 

 イベントのナビゲートナビゲーターは伊藝徳雄というプロセーラーで2000年のアメリカス・カップ日本チャレンジのクルーだった人。

 

 また、のちほどシンポジウムに参加するのは、来るべき2020年オリンピック、セーリング競技「フィン・クラス日本代表」を目指している藤村裕二さんである。

 

 それに加え、湘南に住まう女性たちが様々な発信をしていく「湘南ヘルシスタ」というグループが参加。マルシェやビューティー提案など、今風のライフスタイルを提案している。

 

(湘南ヘルシスタの展示)

 

 私は参加者のみなさんと、マリーナから大型のモータークルーザーに乗って裕次郎灯台、名島、葉山沖の夕日を眺めて、マリーナに戻るコースを楽しんだ。

 

(50名ほどの皆さんが参加)

 

(裕次郎灯台)

 

(夕陽がきれいでした)

 

 若い頃 NHK の報道にいたH君とよくA 級ディンギーに乗った。お正月、江の島港を出て、葉山マリーナにいる NHK キャスターのTKさんのところにビールを飲みに行き、帰りに海が荒れてジャイブのまま、アカをかき出し、必死の思いで帰ったことがある。

 

 

 

 僕とH 君は80年代のアメリカス・カップのファンでスキッパー、デニス・コナーを愛していた。

 

 葉山マリーナにはさまざま思い出があるが、最近はどうなのか?

 

 たっぷりと美しい海、相模湾に沈む夕陽を見た後、葉山新港でシンポジウムがあった。

 

  ナビゲーターの伊藝徳雄さんは2000年アメリカス・カップのクルーであり、まさに最先端にいる人。

 私の知る「オーストラリアⅡ」のような、いにしえの船ではなく、カーボンコンポジットで武装した乗り物をあやつっていて、今も葉山沖で緊張感を持ってレースをしている。

 

もうひとかた日本を代表するヨットマン藤村裕二さんは、フインクラス、107kgの大きなヨットを一人であやつるセーラー。

 

(左、富士村裕二さん)           (右、伊藝徳雄さん)

 

 彼の日頃のトレーニングのビデオを見たが、厳しいアスリートの世界であり、大きな欧米人と互角に戦うため常に、体を鍛える「ラガーマン」のような生活だ。

 

 湘南の暮らしの魅力を発信し、より良い人生を歩もうという湘南ヘルシスタを展開する人たちも、また新しいトレンド。

 

 僕自身は、荒井由実の「サーフ&スノー」第1回葉山マリーナコンサートを見ているし、ブレッド&バターやフォークの人々と一緒に青春を過ごしできた。しかしもう時代は綺麗に入れ替わった。

 

 

 

 海にもトレンドがあるのだ。

 

 ヨットもモータークルーザーも大進化を遂げスピードも速くなり、スポーツとしても洗練されている。

 

 おしゃれやライフスタイル、子育てや住宅あらゆるものがモダナイズされ、 若い頃憧れた湘南の「理想の暮らし」が若い人たちによって具現化されていると言ってもいいだろう。

 

 

 

 漠然と、古い観念だけで海を眺めているのではわからない、海の新しいトレンド、今風の生き方。それを学んだような気がするのである。

 

 今回のクルージングはとても有意義だった。

 

 まだまだ勉強だ。

 

 じゃあまたね。

 

 バイバイ。