都会の人には申し訳ないが、田舎の我が町は今、
緑したたる季節であります。
みどりの風が吹いているとでも言いましょうか。で~も~。
「緑の風って何ですか?」突っ込みが入りそうです。
「風に色がついているのか?」とかね。
実は、みどりの風で始まる歌が結構あります。
昭和21年 西城八十作詞 古賀政男作曲
「三百六十五夜」
♬みどりの風に おくれ毛が
優しく揺れた 恋の夜
昭和32年(1957)田中喜久子作詞 古賀政男作曲
「青春サイクリング」
♬みどりの風も さわやかに
にぎるハンドル 心も軽く
おーっけっこうあるじゃん。でも古い曲だわな。
じゃあ童謡はどうよ~。
清水かつら作詞 草川信作曲
「緑のそよ風」
♬みどりのそよ風 いい日だね
ちょうちょもひらひら 豆の花
私、この歌はすごく最近のだと信じていたらなんと、昭和23年(1948)
だった。
こうしてみると、みどりの風というイメージは、戦後すぐの、あの時代
に大いに歌われて、もてはやされたイメージなのかもしれません。
それでも小田和正が2006年に「哀しみをそのまま」という歌の中で
♬みどりの風の中 あなたと歩きたい
と歌っている。
でも小田さんも昭和のあの頃の生まれだから
つい、みどりの風という 表現を使ったんでしょうね。
ジョン・デンバーも「みどりの風のアニー」という歌がありますけどね。
まあ爽やかで、風に緑の香りが乗ってくることは確かです。
(白く光る葉っぱはマタタビです)
発足してすぐにつぶれちゃった政党もあったけどそれは忘れて、
目にはさやかには見えないけれど、
みどりの風は実際にあると断言しておきましょう。
じゃあまたね。
バイバイ。