みどりの風ってなんだ。 | F1っぅ放送作家 高桐 唯詩のブログ

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70年代から業界で働き、F1総集編26年。ル・マン、パリ~ダカ、ツール・ド・フランスなど冒険好き。現場経験多数。基本は詩人だがレース関係が長いので、クルマ関係者だと思われている。
ちょっとおしゃれで、インテリジェントな、時々泣ける話を目指します。

 都会の人には申し訳ないが、田舎の我が町は今、


緑したたる季節であります。

 


 みどりの風が吹いているとでも言いましょうか。で~も~。


 「緑の風って何ですか?」突っ込みが入りそうです。


「風に色がついているのか?」とかね。

 


 実は、みどりの風で始まる歌が結構あります。

 

 昭和21年 西城八十作詞 古賀政男作曲
「三百六十五夜」


 ♬みどりの風に おくれ毛が 
  優しく揺れた 恋の夜

 

 

 

 昭和32年(1957)田中喜久子作詞 古賀政男作曲
 「青春サイクリング」


 ♬みどりの風も さわやかに
 にぎるハンドル 心も軽く

 

 

 おーっけっこうあるじゃん。でも古い曲だわな。
 じゃあ童謡はどうよ~。

 

 

 清水かつら作詞 草川信作曲
 「緑のそよ風」


 ♬みどりのそよ風 いい日だね
 ちょうちょもひらひら 豆の花

 

 私、この歌はすごく最近のだと信じていたらなんと、昭和23年(1948)

 

だった。

 

 

 

 

 こうしてみると、みどりの風というイメージは、戦後すぐの、あの時代

 

に大いに歌われて、もてはやされたイメージなのかもしれません。

 

 それでも小田和正が2006年に「哀しみをそのまま」という歌の中で


 ♬みどりの風の中 あなたと歩きたい

 

 と歌っている。


 でも小田さんも昭和のあの頃の生まれだから


 つい、みどりの風という 表現を使ったんでしょうね。

 

 ジョン・デンバーも「みどりの風のアニー」という歌がありますけどね。

 

 まあ爽やかで、風に緑の香りが乗ってくることは確かです。

 

             (白く光る葉っぱはマタタビです)

 


 発足してすぐにつぶれちゃった政党もあったけどそれは忘れて、


 目にはさやかには見えないけれど、


 みどりの風は実際にあると断言しておきましょう。

 

 じゃあまたね。

 

 バイバイ。