2015年 第18回ツアー・オブ・ジャパン 台本を書きました。 | F1っぅ放送作家 高桐 唯詩のブログ

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70年代から業界で働き、F1総集編26年。ル・マン、パリ~ダカ、ツール・ド・フランスなど冒険好き。現場経験多数。基本は詩人だがレース関係が長いので、クルマ関係者だと思われている。
ちょっとおしゃれで、インテリジェントな、時々泣ける話を目指します。

もう、放送は6月20日土曜日に終わってしまいましたが、


今年も、国内最大級のロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」


(BSフジ)のナレーション台本を書かせていただきました。


ツアー・オブ・ジャパンは、2012年には、現場に入り取材していますので、


環境や、雰囲気を理解しています。また日々レースは追っていましたので、


問題なくやれました。


特に今年の番組の特徴は、


信頼できる業者さんが飛ばしたドローンによる映像と、


出場する有名選手のバイクに、直接つけたオンボードカメラの映像が売りでした。


たとえばチーム右京の土井選手が、パンクで遅れていた宇都宮の増田選手に


「先に逃げグループができている」と説明したり、


増田選手が大久保選手に、スプリントの位置取りやタイミングを教えたりする会話が


聞けて、自転車選手はそういう会話をしているんだ。と言うことを知りました。


このオンボード、将来は4Kカメラが理想ですね。




では、番組冒頭の、高桐節アバンタイトルだけ、紹介しておきます。


澄みわたる 五月の空

緑の風が 香る季節(とき)

レースは 始まる。


世界に誇る

8日間7ステージ、

日本最大のステージレース。


総走行距離642・45キロ。

日本各地で激戦を繰り広げるレース。

ツアー・オブ・ジャパン。


体ひとつ、自転車ひとつ。


過酷にして、容赦なき世界。


今年もまた100人を越える男たちが、

頂点を目差し、スタートラインに立つ。


以上。


戦績は、イラン勢の圧勝、日本人選手はことごとく敗れたけれど、


また来年、さらにその次と、新しい力が出てきて、いつの日か、


日本人が総合優勝する。そんな時代になってほしいものです。


最後に演出の山根忠明ディレクターをはじめ、東京フイルム・メートの浅羽ディレクター、


岡本ディレクター、そのほかメートのスタッフ。


フジテレビジョンの本間学さん、本当にありがとうございました。

また来年よろしく。