議員は目的ではなく手段 | 夛田慎二のブログ

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山形県中山町のこと、議会のことを書いていきます。
中山町議会議員 1期目

久しぶりの更新となってしまい、申し訳ございません。

先日、山形新聞にも掲載されましたが、中山町議会議員選挙まで1か月を切りました。

8/4に開催された立候補者説明会にも出席し、4年前のことを色々を思い出しています。

 

4年前、選挙に立候補したきっかけは災害ボランティアでした。

東日本大震災での災害ボランティアをきっかけに多くの方と出会い、各地の災害で活動するようになりました。

その中で出会った学生団体との交流会で「よく、被災された方からこの経験を伝えてほしいと言われるんですが、どうやったらいいんでしょうか・・・」これは、実際に私も被災された方からよく言われる言葉なのですが、なかなか難しいです。

実際に災害を防ぐのは難しいとしても逃げれば助かったはず…ということが繰り返されているように感じます。

中山町でもハザードマップで長崎地区は浸水することが想定されているのに、災害に強い、堤防があるから大丈夫ということを多く聞いていました。これは真備町で聞いた話が現実になるのではないか…

とはいえ、それを伝えるにはどうしたらいいんだろう…

 

そこで思いついたのが、町議会選挙への立候補でした。

当選できるかどうかは別として、選挙ポスターで災害リスクを伝えること、街頭演説でその地域のリスクを伝えることで少しは伝えることができるのではないかと。

 

そして、403票頂き、当選させていただいてからは、一般質問ではほぼ毎回、災害関連の質問をさせて頂きました。

町(行政)ではどう対応できるのか、どういった考え方をしているのか、町でできること、やろうとしていること、できないことがわかってくれば、住民(ボランティア)としてどういった動きが必要になるのかわかってくるのではないかと思ったからです。

 

最近は、ここから町(行政・住民)の災害対策を進めていくには、どう動くのかベストなのか悩んでいます。

1つ目の案は、4年間である程度わかってきたので議員を辞めて、住民として町ができないことに対応する組織を作ること。議員ではなくなるので各種情報量が減る代わりに動きは自由になる。

2つ目の案は、議員を続けながら1つ目の案をすること。ただし、議員の立場上、各種制限があること、実際に災害が発生した場合に議員として動く必要もあるので動けなくなる可能性がある。

 

実際問題としては、立候補説明会の参加者が定数と同じだったこと、同年代の参加者がいなかったことを考えると、2つ目の案がベターなんじゃないかとは考えています。これから同年代や若い世代で立候補する方が増えてくれば1つ目の案も選択できるとは思うのですが…