久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません。
そしてタイトルの通りなのですが本日開催された、３月定例会において来年度予算の採決が行われたのですが賛成少数で否決されました。
問題となったのは柏倉家住宅の利活用に関する予算でした。
来年度予算として約７１５０万円が計上されました。ちなみに今年度当初予算は約6290万円でした。
九左衛門家住宅は国の重要文化財として国、県の交付金、補助金、ふるさと納税・企業版ふるさと納税も活用していますが今年度は約2370万が一般財源となっています。
その中で私が一番気になったのが公開事業に関する部分で今年度当初予算は約1250万円でしたが来年度は約1900万円と大幅増額となっていました。
一部業務委託が始まるということで町職員が土日に柏倉家で働くという状態が解消されますが、今年度と同様の公開であればコストに対するメリットが少なすぎると思います。
公開事業費を増額した分、来場者が増える取り組みをするというのであれば納得できる部分もあるのですが来年度に限らず次年度以降にも必要になると考えられる予算のため、将来的なことを考えても見直すべきと考えました。
また、紅花栽培委託料についても今年度予算が約138万でしたが、来年度は244万と100万円ほど増額になったのですが、算出根拠が不適切と思われる部分もあり、反対討論を行ったうえで予算案に反対いたしました。
以下。討論内容となります。
議 第15号 令和3年度中山町一般会計予算案について反対の立場から討論いたします。
新型コロナウイルス感染症の影響により来館者の見通しを立てることが難しい中、柏倉家公開事業に対し、約1900万円と昨年度当初予算と比較し、600万円以上も多く、地方創生推進交付金など特定財源も活用するとはいえ、一般財源から約800万円も計上しており到底納得できるものではありません。
また、紅花栽培委託料等についても、全員協議会において執行にあたり、精査するとのことでしたがもっと精査されたものを予算案として出すべきと考え、この議案に対し反対いたします。
※議会での討論とは他議員に対して賛成、反対を表明した演説のようなもので賛同者を得るために1人1回行うことができるもので討論会のようにやり取りをするものではありません。
柏倉家住宅は中山町にとって重要なモノであり、利活用していくべきものと思いますが、多額の費用をつぎ込み、将来、子供たちにこんなものいらなかったといわれることのないような事業にしていただきたいと思います。
ひなまつりは中止となってしまいましたがひな人形の展示を行っていますので是非ご覧ください。
２０２１旧柏倉九左衛門家ひなまつり中止とひな飾り展示についてのお知らせ
また、3月28日には惣右衛門家にて黒塀マルシェが開催されますのでぜひお越しください。