総務文教・厚生産業常任委員会委員 合同視察研修 1日目 | 夛田慎二のブログ

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山形県中山町のこと、議会のことを書いていきます。
中山町議会議員 1期目

 1/30~31の日程で福島県石川町<span style="color:#0000ff;">栃木県大田原市</span>へ視察研修に行ってきました。

 

 1日目は石川町文教福祉複合施設のモトガッコで施設の概要、設置等の説明を受けた後に見学をさせていただきました。

 名前の通り元学校ですが、空き校舎をそのまま利用した施設ではなく3階建ての校舎をよく見る外側に鉄骨を組む方法では見た目が悪いということで減築(3.3階→1.2階)し、その中に図書館、子育て施設、児童クラブ、キッチンスタジオのほか和室、フローリング、音楽室などのレンタルスペースを備えた施設となっていました。

 施設も素敵なのですがそれ以上に、この施設を設置・運営するまでの過程がすごくいいなと思いました。

 

 まちなか再生行動計画のなかにこの施設が入っていたそうなのですが町民の意見を反映するために計画段階からワークショップを開催したとのことです。

 これは比較的どこでもやっていると思うのですが、中山町でも参加した人から結局どう反映されたのかわからないとの声もあります。

 石川町でもワークショップ前に計画はできていて建物の半分を減築して3階建ての施設とする予定で議会でも説明済みだったそうです。

 ところがワークショップの意見として図書館は1階にしてほしい、子育て施設も1階にしてほしい...

 となると、どちらかはスペースの都合上2階にしてしまうことが多いと思うのですが石川町では町民の意見を反映するため、3階をやめて1階と2階建ての施設としてどちらも1階にしたそうです。

 これにより、当初計画よりも遅れての実施設計契約となってしまったそうです。

 どうしても、当初のスケジュールに間に合わせたいとなってしまいがちですが緊急性を要するものでないなら急がず、じっくりと意見を聞いて進めるのが本来の行政なのではないかと再認識してきました。

 その後も運営を考えるワークショップを開催し、その中から実際に運営にかかわってくれる方をアンケート調査して運営コアメンバーとして運営にも関わってもらっているそうです。

 

 そして石川町では2つある高校の学生が「3年間通う石川町へ恩返しをしたい!」「自分たちが欲しい場所は自分たちでつくりたい!」との思いから、まちなかに再建された町文化財「鈴木重謙屋敷」を世代を問わず人々が交流できる“リビングルーム”のような場所にしようという活動もおこなっているそうです。

 そしてその中でモトガッコとも関わりたいということでコラボしてタンブラー作製を思いつき、クラウドファンディングによる資金調達に成功し事業が進行中とのことで探したら見つかりました。

福島県石川町 高校生の挑戦!タンブラー製作プロジェクト!(資金調達は終了しています)

 

 中山町はいろいろやってるけど、町民にはよくわからない、協働で何かをやるってのが少ないのかなぁと感じています。

 

 そして、、、2日目も書きたかったのですが、明日から2日間、広報常任委員会の研修なのでおやすみなさい。