これについては、リーグでしっかり議論してもらいたいと思います。

以前も、ここでは書いていますがレフリーは人間がやるのがサッカーの大原則だと思っています。IT技術の進歩によりその判断材料はシステムから与えられるにしても、レフリーが判断するものであり、その判断基準は全てを明文化して分類できるものでない以上、レフリーの目をキチンと合わせてもらいたいと思います ← フロサポらしい表現でしょ”目を揃える”って(笑)

 

で、今回の判定の論点は、三笘の1mmではない、つまりボールが出たか出ていないかが論点ではなくて、そこを流した後でVARは何処まで関与できるか?という問題と理解しています。

そこで、問題になっているのがまずここで出てくるのが、「APP」、アタッキング・ポゼッション・フェイズと言われる概念です。簡単に言うと、攻撃側がボールを保持して攻撃に移る局面のことを指しているとのことです。

 

ゲームレビューの記事で中でユウがレフリーに確認したことが書かれていました。

「ラインを割っていたということでした。ただその後もプレーは続いていたので、『そこまで戻るものなんですか?』と聞いていて。『攻撃の流れは続いていたから』と言われたので・・・・しょうがないですね」

とのことですが、今回、明らかに相手にボールが渡っているので、それも2回もあったので、同じAPPの中でゴールラインを割ったボールがゴールポストを揺らしたとは判断するのは、おかしいと思っています。

 

この点に関しては、家本さんがnoteでしっかり解説されていますので、興味のある方はこちらもどうぞ。

 

 

家本さんの判断は有料部分ですので書けませんが、「あくまで担当者の主観が尊重される部分なので、川崎Fの選手やサポーターからすると納得できないでしょうし、その気持ちは痛いほどよくわかります。」とのことですので、読んでみて損はないと思います✋。

 

ただ穿った見方かもしれませんが、私はあそこで等々力劇場で終わるよりも、結果論としては良かったのではないかと思っています。あれが決勝ゴールとなっていれば、今週はもうユウのことで頭一杯になっていたでしょうから(笑)

むしろ、勝てなかったことで、同点に追い付かれた場面にみんなの視点が向かい、更に議論が深まったのではないでしょうか?

 

DAZNで林さんも解説していましたが、レオ・セアラ選手に高井くんと大南選手の2人が食いついたことが、ほころびの発端とななりカビシャーバ選手がフリーになり、クロスに飛び込んだブエノ選手にはアサヒ一枚という流れの修正ポイントはどこなのか? 高井くんと大南選手が食いついた時点で勝負ありなのか、そこでカビシャーバ選手に付くことで防げたのか、あるいはブエノ選手に行くべきだったのか?

そもそも、後半、相手の修正に何故対応できなかったのか?

こういったことに、選手がしっかりと目を向けることが出来たことの方が、今後の展開を考えると収穫と言えると考えるのですが? やっぱり、天邪鬼ですかね(笑)

 

ユウのゴールは誰が見てもノーファールのゴールでした。ゴール直後のユウのパフォーマスを見た林さんが「ん?オフサイドの旗上がってます?」って言うくらいで、何でユウが泣き真似をしているか分からないという反応でした✋

いつも観戦している時、現地組は何が起こっているのか分からない時があって、「VARは何を見ているの」と聞いて来るのですが、今回はこちらも何をチェックしているのかは分からないままでしたが、聞かれる前に「大丈夫、オフサイドは絶対ない。しっかりリプレイ見てる」とLineしていたのですが・・・

 

思えば、ユウのニカルフィのゴールパフォーマンスがその先の結果を暗示していたのかもしれません・・・

でも、

 

・・・折り返したケントは「あそこの奥のところはずっと狙っててと言われてたので。いいボールが蹴れたかなと思います」と胸を張っている。・・・・(「川崎フットボールアディクト」より)

 

これは、間違いなくこのゲームの収穫だと思います。

 

 

では、また。