先ずは前回同様に、客観的にゲームを見てみると、これまで課題として挙がっている点の採点表は以下の通りです。

1. 立ち上がり10分から15分までに失点しない。

 → 〇 ここはほぼ満点、最終ラインに入れ替えは合ったものの、クリア

2. 立ち上がり15分から20分までの間に自分達のペースを掴む。

 → ◎ これも満点。なにせ今日はゲームの入りからして前に進む意識が全く違っていましたから。僅か6分でセットプレーから得点というのも出来過ぎと言えます。

3. 前半の間に先制点を獲る

 → ◎ ここれも当然満点です。上述の通りです。セットプレーからのフロンターレらしい選手の個を活かして繋いだ見事なゴールでした。

4. 得点直後の失点を避ける

 → 〇 今日もまたソンリョンの気迫のセーブとDF陣の体を張った守りに助けられ、1点失っていてもおかしくない場面を耐えて、前半を0で終えていますので、結果としてはOKでしょう。

5. 後半の立ち上がりに相手にペースを渡さない

 → ✖ 今日もここはクリアできず。後半になると相手に流れを持って行かれました。但し、2-0というスコアである以上、相手は点を獲るしかないので、ここはバランス崩してでも来るしかないことを考えるとある意味仕方ないとも言えます。なので、後半相手の時間帯でスタートしたということは、あまり考慮しなくてよいかもしれません。

6. 相手の時間帯に失点しない

 → △ ここも、危ないシーンがありましたが、最後まで体を張って耐えたと思いますが、89分についにゴールをこじ開けられてしまいました。これは山中選手のキックが素晴らしいとも言えますが2本蹴られれて、うち1本が決まっているのでやはり、コーナーやセットプレーを与えないというところから考える必要があると思います。当然、セットプレーでの守備については、はまだまだかと思うので検討の余地ありですね。

7. 後半失速しない

 → △ 既に記載の通り。スコアから考えてこうなるのは、自分達のサッカーが出来ていないということとは違うかもしれませんが、後半に点を獲れなかったというところが課題として残っていると思います。でも、今日のあの前半のサッカーをすれば、後半同じペースでやるのは無理のような気がします。もしそれを狙うのであれば、マリノスのキューウェル監督の様に、中盤の運動量が落ちないような選手交代が必要になるのでは?と思います。見ていて後半明らかにパススピードが落ちたのはピッチのせいではないと思うんですが?フィジカルの問題か自信の無さというメンタルの問題か、この点も気になるところです。

8. 我慢していれば何とかなると相手に思わせない

 → △ 結果的には、1失点したことで「何とかなるんじゃないか」という気にさせたことは間違いないでしょう。最後の永井選手のシュートなんかもそういうところだと思います。しかしながら、何とかならなかったことで△。

 

こうしてみると、✖は一つで後は概ね課題解消できてますが、まだ力強さは無いので1歩前進とまでは行かないかもしれませんが、前節と合わせて1歩前進というように見ています。

 

でも、プラス材料もてんこ盛りで、先ずは日向汰。いや、目に見えて成長していますね。何が良いかって、彼の長所を思い切り前面出した仕掛けは見ていてワクワクします。

次にゴミス選手。年齢から考えて90分は無理かと思っていましたが、今節はほぼ90分戦い切りました。それだけではなく、相手にプレスをかけに行くとき、チームメイトに向かって大声で指示していましたからね、いや本当に存在感が出てきました。でも、そうなると心配はエリソン選手。今日もシンが出た時点で今日の出場が無いことが確定し、引き上げる時に上福元選手が肩にかけた手を振り払っていいたそうで、不機嫌な様子がありありだったのことです。変なところでフラストレーションを溜めなければいいのですが・・・あとはジェジエウ。筋肉系みたいなので大事にならなければ良いのですが。

 

DAZNの福田さんは最終ラインが固定できないことが、今季のフロンターレの課題だと言っておられましたが、アサヒは累積警告ですし、昨年の怪我での離脱の様に固定出来ていない訳ではないと思うのですが・・・・むしろ今日出てきた田邊選手も良かったですし、丸山選手も既に高井選手とのコンビネーションで出来ることは照明済なので、違う選手が出てくれば違うスタイルになるという、むしろ強さの部分の方が大きいのではないのか?と思っているんですが。

 

このゲームだけを取り上げてみると、それ程大きく変わったというところはないのですが、何か一気に化けそうなそんな気がするのは私だけでしょうか(笑)

 

 

でも、とにかく勝ちました。

次は、連勝という課題に取り組んでいきましょう。

 

 

では、また。