一昨日は、日本戦の後は韓国vsインドネシア戦を見ていたんですが、なんかつくづくとサッカーって人生そのものだなぁって思いました。← 大袈裟ですが（笑）
先ずは、日本 vs. カタール戦。
開始早々日本がシュートを決めたくらいでは、今日は楽勝だとは思いませんでしたが、むしろ空中戦またやられて同点になった時から嫌な雰囲気を感じていて・・・こりゃ負けかなとか思ったりしていました。それで、GKが退場になったからといっても有利度とは思えずにいたら、何と数的不利のカタールに逆転を許すことに・・・・ますますヤバいなと思って見ていたのですが、後半20分過ぎに漸く、同点に。でも、こりゃPKまで行くなぁと思っていたのですが、相手選手を見ていると最初は時間稼ぎと思っていたのですが、本当にバテていることが分かってきたので、こりゃPKに行っても勝てるかもと思っていたら、延長の前半に細谷選手が決めて、これで勝負ありとゲームがようやく殺せました。
それにしても怖いなと思ったのが、このVAR。
これ確かに、ああいう形でコマ送りで観るとGKが故意に細谷選手の腹にキックを入れているようにしか見えないんですが、一連の流れで見ていた時は、GKがボールを擦らすために体を空中で捻ろうとすればああいうかたちで足を延ばすことに違和感はありませんでした。
そこで湧いて来る疑問・・・ホントに故意？
だって、日本の西尾選手が初戦で接触プレーではない軽率なプレー一つで退場になっていること、その後、実力では勝る日本が防戦一方でかろうじて勝ったことは誰もが知っている訳です。そんな中で故意に蹴る訳がないと思うんですが・・・← 裏の裏をかいて「誰も故意に蹴るとは思わないだろうから故意に蹴る」まで考えたりします？
そうなると、西尾選手の様に不用意なプレー、もっとケアしてプレーするべきだった？でも左にそらそうとすれば反対側の足はその逆に伸びるのは止められないんじゃないか・・・・
結果として、細谷選手の腹部に蹴りが入っていることは間違いない訳ですから故意であろうとなかろうとファールになるのは間違いないんでしょうが、DGSOの成立するような状況でもなかったし、ラフプレーで一発レッドというのは・・・
勿論、日本が勝って嬉しんですが、あのGKは今どう感じて何を考えているんだろうかと気になります。
特に、こういう様な結果から第三者が判断すると、やった側のどんな主張も正当性が認められないような状況って、仕事とかで経験ありません？絶対にそんな意図でやっていなんだけど結果から見ると、そのような意図があったと判断されても文句が言えない・・・これも良い経験になるだろうなんて私には言えないですね。
そして、次に見た韓国戦。
グループステージの最終戦で日本は、首位通過しなければ準々決勝では開催国のカタールと対戦することになるが、実力、開催国というホームのアドバンテージを考えれば、カタールではなくインドネシアと当たりたいので、韓国には負けられないと言っていたはずです。
恐らく、韓国も同様の考え方をしていたので、ここまではプラン通りということだったと思うのですが、前半を終えてインドネシアに2‐1でリードされる展開に。これは誰も予想していなかった展開だと思います。
しかも、後半、逆転する為に切り札のストライカーを投入するのですが、同点に追い付く前にその彼がレッドで一発退場。これで状況は、一気にインドネシアに傾いたのですが、流石は韓国です、数的不利の状況からも終了間際にカウンターで追いつきます。
私は、この時点で延長を耐えれば、実力、経験の上でも優る韓国がPK戦を制するだろうと確信していました。
そして延長の前後半を0‐0で終えたことで「韓国が勝った」と思ってPKを見ていましたが、韓国のGKがほぼインドネシアの選手を読んでいるのに対して、インドネシアの方は全然あっていないという感じだったので、あまりもつれるとは考えておらず、韓国が5人目を決めて、インドネシアの5人目は予想通り止められてゲーム終了と思ったのですが・・・・
これが、GKが先に動いたということでやり直しに。これをインドネシアが今度は決めて・・・それでもまだ韓国が負けるとは思いませんでした。PK延長戦に入った6人目が外したことで、これはひょっとするとヤバいと思ったのですが、インドネシアも6人目が決められなかったので、韓国の勝利は変わらないと思っていたのですが・・・一巡12人目で韓国が再び外すと今度はインドネシアが12人目を決めてゲームを終えました。
いや、流れから行ったら韓国でしょ
日本に勝利して描いていた通りのシナリオで臨んだのに、ゲーム中に大きくプランが狂ったが、結局、最後はPKに持ち込んで勝利の方程式は出来ていたはずなのに・・・・
このような状況というのは、最初から上手く行かない、グループステージ最終戦で日本に敗れてUAEと対戦して負けるというより受け入れがたいと思います・・・どこで歯車が狂ったのか？考えても考えても分からないというのは苦しいですね。
これも長い間生きていると一度や二度は経験することですが・・・・・
いや、サッカーってやっぱり生身の人間がプレーしているんだな、人間がやる以上、我々の日常で起こることはピッチでも起こるんだなとこの日ほど痛感したことも、近年では珍しいです。
では、また。