本来、明後日のマリノス戦に現集中すべきなんですが、水曜日のゲームの結果如何によっては、論点がズレてしまったり、話したり出来なくなってしまうかもしれないので、このタイミングで書いてみることにしました。

 

リーグの「出来るだけ国立を使おう」という方針もあって、国立開催のリーグ戦が今シーズンは多いんですが、そのせいもあってか、もう4月13日のゲームの告知を町田が上げて話題となっています。

 

その前にうちも広島もあるんですが(笑)

でも、ここまで町田は間違いなく台風の目となり、その強さをいかんなく発揮しているので、勝ち点を積み上げられなかったという意味においてははスタートダッシュに失敗したフロンターレなどは目に入っていないのでしょう。

 

ただ、フロンターレにとってこの町田戦は非常に重要な意味を持つゲームになると私は思っています。

町田のサッカーはある意味正論で、フロンターレにとっては「永遠のアンチテーゼ」だと思います。彼らの言うところの”勝つ為のサッカーをする”というのは、別に今に始まった話ではなく、フロンターレに対してず~~~~っと言われてきたことです。

「そんなこと言っているから、優勝出来ないんだ」

フロンターレは、ず~っとこういわれ続けてきました。この対極にいたのが鹿島です。リーグ最多のタイトルホルダー。

鹿島のサポーターからは怒られるかもしれませんが、勝負に拘ったサッカーを堅持してきた鹿島と町田って何か通ずるところがあると思います。

 

鹿島にフロンターレが勝てない頃に我々が良く言っていたのは「鹿島のサッカーは面白くない」

でも、Jリーグ最多の優勝回数を誇り、唯一3連覇をしているのは鹿島であり、そんなフロサポに対して鹿島サポからは「ゲームが面白いとか面白くないとか関係ない、勝たなきゃ意味がない、サッカー以外のことで盛り上がったりしたりしているから、何時まで経ってもタイトルが獲れないんだよ」と返されて、唇噛み締めていました(笑)

 

これはサポーターだけでなく選手も同じ思いをしてきており、ケンゴが17年の初優勝の時に語ったように優勝することで漸く「俺たちのやり方は間違っていなかった」と胸を張って言えるようになったという歴史があります。

私は、ここにフロンターレの存在意義(レーゾンデートル)があると考えています。前回の記事でも書いた面白いサッカーをしてしかも強い、これがフロンターレらしさだと。

 

そして、現在。フロンターレのサッカーはもう通用しないのか?と言われる中で、もう一度、フロンターレらしさを追求することで新たな時代を築こうという方向性を打ち出して再出発した矢先に、町田と対戦するというのはフロンターレにとっての大きな試金石だと思います。

自分達のスタイルを確立し勝つ為のサッカーをすると広言する町田とぶつかって、再び、あの頃のアンチテーゼと対峙することになり、ここをどう乗り越えるかでこれからのフロンターレも変わって来るんじゃないかと思っています。

 

既にテストマッチで町田の強度に屈して自分達のサッカーが出来なかったというのは経験済なので、その課題に対してどういう答えを出すのかというところを見てみたいと思います。願わくば、ここで勝って町田の快進撃を止めるというのが最高なのですが、勝敗に関わらず、フロンターレの方向性がブレることがないということが一番重要なことだと思います。

 

でも、その前に宿敵マリノスです。先ずは前門の虎から片づけないと後門の狼には対峙出来ませんから

 

 

では、また。

 

 

P.S.

私の言うところのフロンターレのレーゾンデートルとアンチテーゼについて

この↓記事が上手くまとまっていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(←あくまでも