これが現実でしょう。

4月の逆襲は、ベストメンバーが揃って圧倒的なボール支配と可変システムによる変幻自在なシフトチェンジで圧倒的な得点力を示して、川崎復活を印象付ける!というしなりを夢見ていたのですが、やはりこれは漫画の世界ですね(笑)

 

満身創痍の上に3歩前進2歩後退という勝利でしたが、復活の兆しが見られたのは確かだと思います。

その一つは、4得点という複数得点。とにかく、ここ5試合で4得点しか取れていなかったチームにも拘わらず、1試合で4点。久し振りにオニさんの目標クリアです。

得点そのものは、相手を崩し切ってのきれいなゴールではなく、フロンターレの目指すものとは違ったと思います。

1点目はシンがキーパーと福森選手に泥臭く絡んで残し後ろから来た大聖がゴールに起ここみ、2点目も、再びシンがゴールライン間際でディフェンダーをしつこくかわして、後ろから走りこんだミキが決めて、勝ち越しの3点目は大きくあいた後ろのスペースに入れたボールを家長選手が相手のDF を抜いてロングループとどれもフロンターレらしさとは程遠かったですが、今のフロンターレに必要なのは、どういう形でもとにかく点をとることだと思っていたのですが、まさにそれを実現してくれました。

決勝点も、同じように田邊選手が放り込んだクロスに瀬川選手が合わせてのゴールでしたが、例え瀬川選手が届かなくてもその後ろにユウがちゃんと走りこんでいました。

 

新チームで得点を重ねることで、このチームの方向性が新メンバーにも体感できれば、もともと力のある選手たちなので「そういうことね、じゃあ、こうすればいいわけでしょ」という感覚が出てくるに違いないと思っています。

 

また、もう一つは新たなコンビネーション。

開幕から期待していた大聖とシンのコンビ。マルシーニョ選手の欠場により、ようやく実現しました。シンと大聖を同時に使うということで必ず何か起きると思っていたのですが、まさしく1点目がその形になりました。2点目もシン→ミキという桐蔭横浜ラインで決めるなど、シンの速さ、体の強さ、足元の上手さ等が十分に発揮されていました。

但し、守備面ではまだ慣れないせいかぎくしゃくしており、相手に同点にされる3点目のきっかけとなったFKを与えてしまいました。

フロンターレの場合は、レギュラーメンバーが固定的なので、新しいメンバーで大きく変えていくということがなかなか難しいのですが、逆にケガで戦線を離脱する選手がいる今こそそういうチャンスだと思うのですが、先日のルヴァンカップの清水戦のように、負けてしまっては、こうした試みも続けることが出来ない訳ですが、今回はそれが成功したと言えるのではないでしょうか?

 

何れにしても、マルちゃん離脱とユウの再離脱は痛いですが、ここに可能性があるのも今のフロンターレだと思っています。但し、そこには中盤でゲームをコントロールし、パスの供給が出来るリョータの存在が絶対条件となりますが。

 

それにしても、このタイミングでコンサとやれたことはフロンターレにとっては大変ありがたいことだと思います。

ミーシャという戦術的な監督で、練られた戦術で正面からぶつかってくれるチームとやることで、こういう色々なことが引き出されたのではないでしょうか?

ある意味、こういう打ち合いこそがフロンターレの原点だと思いますから。

 

私にとっても、異国の地の初戦で、せっかく見つけた観戦場所なので、ここで負けれるとゲンが悪くって、次また別のところを探す必要があったかもしれないので良かったです(笑)

次もここで観戦します✋

 

 

では、また