東日本大震災で被災し、救援の手が回らず、各地の病院へ分散的に入院患者が転院、最終的に50名の患者が亡くなったと報道され、その事に対して病院側に責任を求める声が上がっていると言うことに憤りを感じる。

震災で被害にあっているのは自分たちだけではない。病院そのものも被害に遭い、そこで働くスタッフもまた被災者だ。その被災者であるスタッフたちは、自らの生活を立て直すのを後回しにしてでも、病院にいる患者の為に尽力してきた。
救援の手が回ってこない中で、無我夢中で転院先を探したに違いない。少なくとも震災に対して何の備えもしていない病院よりは安全で快適なところを一生懸命探しただろう。
その病院の努力に対して患者サイドは自分たちの都合でしか文句を言わない。

院長のいうことはもっともだ。
安否が気になるなら家族が自分たちで問い合わせるべきで、病院からの連絡を待っている時点で無責任だ。少なくとも被災した病院にいちいち家族に連絡するマンパワーの余裕はない。

家族を入院させたからと言って、被災したときの生命の保証はされない。平時でさえ、命そのものが無常のものであり、入院したからと言って、その命が保証されているわけではない。震災ではなおさらで、それが災害というものだ。

平和ぼけした日本人は、自分たちの命を、大事にするべき人の命をも他人に委ねている。
震災みたいな有事に他人に任せっぱなしにしながら、文句だけ言ってんじゃないよ。


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