最後のパレード | 瀬戸内小豆島での田舎暮らしを14年間毎日書き綴る島の案内人 川崎正のブログ「小豆島で生きる!」

最後のパレード

おはようございます。

小豆島はくもりです。これから雨下り坂のようです。




「最後のパレード  東京ディズニーランドで本当にあった心温まる話」

著者 株式会社オリエンタルランド 元スーパーバーザー 中村 克



島で生きる!-最後のパレード

今まで、私が読んだ加賀屋やリッツカールトンなどのホスピタリティ企業と同様に

もしくはそれ以上に有名なのはなんと言っても、東京ディズニーランドです。


この本は、高松へ会議に行くたびに、売上ベスト3くらいに常に入っていて気になっていました。

買ったのは、おそらく4月中旬です。


昨日ようやく読み終えました。



枕もとに置いて、一日一話ずつ読んでいました。


そしたら、最近、盗作疑惑が出て、本の回収騒ぎまで出ているようです。

回収についてhttp://www.sanctuarybooks.jp/parade/


書店からの回収だけで、持ってる本は回収していないようですね。

逆に、もう手に入らない本なら、価値が上がるかも??





盗作という行為はいけませんが、書いてある内容にまったく悪意はありませんので、

一つ、有名なお話を紹介します。



(株)ダスキンの伊東会長(当時社長)がお話しするのを、2回聞いた事があります。


彼も、どこからかメールでこの内容の文が回って来た、とおっしゃっていました。



☆★天国のお子様ランチ★☆


 数年ぶりに主人とディズニーランドに遊びに行きました。


 この日は、1年前に亡くした娘の誕生日であり命日でした。娘はからだがとても弱くて、生まれて間もなくこの世を去ってしまったのです。


 主人とずいぶん長い間、深い悲しみにくれました。助けてあげれなかったこと、なにひとつわが子にしてあげれなかったことがいまでも悔やみきれません。

「子供が生まれたら、ディズニーランドに連れていきたい」という夢を果たすこともできませんでした。そこで主人と話し、その日は供養のために訪れたのです。


 家を出る前にガイドブックを見て、かわいいお子様ランチがあることを知りました。それを娘にぜひたべさせてあげたいと思い、ワールドバザールにあるイーストサイド・カフェに入ったのです。


 ところが、そのお子様ランチは8歳以下の子供にしか注文できないメニューだとわかってすぐにあきらめました。ディズニーランドはとてもマニュアルがしっかりしているところだと聞いていたからです。ただ事情だけでも知ってほしくて、ついお店の人に話してしまいました。


 するとお店の人は「では3名様、こちらへどうぞ」と言いました。そして隣の4人掛けテーブルに子供用の椅子を置き、私たちを笑顔で迎えてくださったのです。


 「本日はよく来てくださいました。どうぞご家族で楽しんでいってください」


 その方はまるで我が子がその場にいるように、私たちをもてなしてくださいました。


 私は感激で胸がいっぱいになり、その場で涙があふれてしまいました。おそらく主人も同じ気持ちだったと思います。これで娘がいたらどんなに幸せだっただろう。


 お店の方々にとても親切にしていただいて、かわいいお子様ランチも食べられて、娘もさぞ喜んでいただろうと思います。本当にありがとうございました。あのときのお礼をどうしてもいいたくて手紙を書きました。


 娘は天国にいってしまったけれど、これからも愛し続けて、一生一緒に生きていこうと思います。また娘を連れて、そちらへ遊びに行きたいです。



★☆ここまで★☆


普通のレストランでは、このようなことは規則違反でしょう。でも誰もとがめるどころか、ディズニーランドにおいては賞賛されます。マニュアルは基本であり、基本を超えたところに感動が潜んでいると思います。


何かのお役に立てれば嬉しく思います。

もう手に入れることが出来ない本なので、直接私に会える方は、言って下されば本はお貸しします。


長文を読んで下さりありがとうございました。