日経平均、2023年12月の動き | 投資家リプリーの気まぐれブログ

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日経平均の12月の数値は以下の通り:

 

始値 33,537

高値 33,824 (20日)... 前月高値の33,853には届かず

安値 32,205 (  8日)... 前月安値の31,301からは上昇

終値 33,464 ... 前月終値比 ▲0.07%

 

10〜12月の日足は以下の通り。

 

10月末の安値からアセンディングトライアングル(上昇三角型)を形成。

 

日経平均は以下の2つを主要因として11月前半に急上昇した;

 

① 10/31〜11/1のFOMC

 → 9月に続き2回連続で米政策金利が据え置かれ、

  次の12月のFOMCでも据え置かれるとの予想が高まった事。

 

② 米10年国債利回りが10月末から下落に転じた事。

 → 10〜12月の推移は下図の通り;

  

 

12/12-13のFOMCでは予想通り米政策金利は据え置かれ、

公表されたドットチャート(下図)では殆どの参加者が

2024年に2〜4回の利下げを想定している事がわかった。

→ 下図で点の一つが参加者1名を表し、

 「今回」とあるのが現在の目標金利(全会一致で現状維持)、

 1段が0.25%の差(通常は1回分の利上げ/利下げ幅)、

 19人中15人が来年末までに0.5〜1.0%の利下げを想定。

この結果を受け、米株は上昇傾向となり、ダウは年末までに

史上最高値を更新した。

しかし、日本株はその流れに乗った買いと日米金利差縮小を

意識した円高を受けた売りとが錯綜し、上昇しきれずに

冒頭の図の抵抗線で頭を叩かれ続けた。

 

その間、12/7には日銀植田総裁から「チャレンジングな状況が

続いており、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな

状況になると思っている」との発言が飛び出し、日銀が

早期にマイナス金利政策を解除するとの憶測が広がって

翌12/8の日経平均は急落したが、後にこれは仕事への

姿勢一般についての発言だった事が判明し、

実際に12/18-19の日銀金融政策決定会合ではマイナス金利政策の

維持が全員一致で決められ、それ以上の株価下落には繋がらなかった。

 

 

より長い期間の日足は次の通り;

 

7月以来の長期抵抗線(33,850円近辺)を抜けきれずに終わった。

来年はここを抜けられるかどうか?

 

 

日経平均の月足チャートは以下の通り: 

長期の緩やかな上昇トレンド(緑線)のレンジの中での

上下を継続しているように見えます。

(例外的に下抜けしているのはコロナ禍の2020/3〜5です)

 

2023年の年間の上昇率は28%で、2013年の57%以来

10年ぶりの大きさ。

 

さて、今後の動きはどうなるか?

 

以上です。

皆さん、よいお年をお迎えください。

 

税理士ドットコム

 

 

 

 

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