こんなに短期間で2回もこの記事の追記をする事になるとは思いませんでした。
11月21日に米国FRBとFF金利についての記事を掲載しましたが、
その直後にパウエルFRB議長の続投が決まりました。
これによりCME FedWatchによるFF金利の利上げ時期見通しが早まった事を
11月24日に確認し、ブログに記事を掲載しました。
その直後、南アフリカで新たなコロナ変異株「オミクロン」の情報が世界的な話題となり
各地の株価が大きく値下がりしました。
さて、FF金利の見通しはどう動いたでしょうか?
結果は以下の通りです。
● 12月と1月のFOMCに関しては予想は殆ど変わらず。
● 3月以降は「利上げ無し」と見る人(青色)は議長再任決定後には減少したが
オミクロン報道後に増加し、結局は議長再任決定前よりも増加した。
● 利上げを見込む人の中でも、議長再任決定後には0.25%(茶色)→0.5%(グレー)
→0.75%(黄色)と利上げ幅の拡大を見込む人が増えたが、オミクロン報道後は
逆の動きとなり、議長再任決定前よりも利上げ幅を小さく見込む人が増えた。
となりました。
尚、米10年国債の利回りも大きく下げ、1.5を割り込んだ模様です。
週明け以降の株式市場、「オミクロン蔓延の恐怖」と「利上げ時期見通しの後退」と
それに伴う「10年国債利回り下落」とのせめぎ合いになりそうですね。
ご参考まで!
PS
もうすぐ12月ですね。
欧州ではアドベントカレンダーを子供達に配る時期です。
小さな扉が24個着いており、12/1から毎日一つ開けていきます。
中に何があるかはお楽しみ。通常はお菓子などが入っています。
リンツのアドベントカレンダー、よろしければどうぞ!