日経平均、2021年10月の動き | 投資家リプリーの気まぐれブログ

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日経平均の10月の数値は以下の通り:

 

始値 29,235

高値 29,489 (20日)... 前月高値の30,795から下落

安値 27,293 (6日)... 前月安値の28,179から下落

終値 28,892 .... 前月終値比▲1.9%

 

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9月、日経平均は3日の菅首相(当時)の自民党総裁選への不出馬表明を受け急上昇、

14日には31年振りにバブル以後の最高値を更新したが、中旬には急騰への警戒感に加え

中国の不動産大手 恒大集団の過剰債務問題による世界的な信用不安懸念により腰折れ、

そして下旬には以下を理由に下げ足を速めた;

①米国のテーパリング早期化懸念、それを受けた10年国債利回り上昇

②米政府債務上限問題深刻化と、解決しない場合の10/18の米国デフォルト懸念

③中国で燻る恒大デフォルト懸念、及び電力不足による景気下振れリスク

④29日の自民党総裁選を受けた岸田新内閣の分配重視路線への失望感、

 特に金融所得税増税の意向表明を嫌気

 

 

10月に入っても下落は止まらず8月末からの上昇をほぼ全戻し、

6日まで8営業日連続で下落。

 

だが6日夜に米共和党上院主導で債務上限問題を12月まで先延ばしする動きが伝わり

米国デフォルト懸念が遠のき米株が続伸すると、翌7日には日経平均も反発。

 

以後は以下要因を受けて20日まで上昇トレンドに入った。

①米長期金利が上昇しているにも関わらず米国株が上昇

②中国政府からの石炭増産指示、それによる電力不足緩和期待

③岸田首相の「金融所得税は当面触らない」発言

④31日の衆院選に向けた政策期待、特に台湾TSMCの日本への工場新設計画に対する

 政府支援表明 (成長戦略の具体策と捉えられた)

 

だが21日には「衆院選では自民が議席を減らし過半数を維持できるかどうかの攻防」

との一部報道や、恒大が10/23期限の利払いを払えないとの観測(結局払ったが)

などを嫌気して反落。

 

以後は3月決算企業の上期決算発表に反応しつつ日経平均は75日線を下支えにしながら

上下に振れ、10月を終えた。

 

 

日経平均は三角保ち合いの様相。

しかも月末終値 28,892に対し200日線 28,843、25日線 28,789、と集まっており、

31日の衆院選結果次第では上下どちらかに大きく抜ける可能性あり。

 

 

尚、日銀によるETF購入は9/29に続き10/1に701億円が実施された。

 

コロナについては、8月に襲来した感染第5波も9月に入って収束、9/30には

緊急事態宣言が解除され、10/25には首都圏と大阪府での飲食店への営業時間短縮要請も

解除された。

 

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今後、経済活動が正常化に向かうと期待される中、第6派の襲来への警戒が消費の

回復を阻む事も懸念され、一方で半導体不足による自動車減産などの懸念材料もあり、

更には上述の通り31日の衆院選、11月第1〜2週にピークを迎える企業決算発表、

など、先行きが読み難い状況ですね。

 

 

以上です。

 

PS 

ネットフリックスのイカゲームが超話題になってますね。

色々グッズなどもあるみたいです。