日経平均、2021年11月の動き | 投資家リプリーの気まぐれブログ

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日経平均の11月の数値は以下の通り:

 

始値 29,330

高値 29,960 (16日)... 前月高値の29,489からは上昇

安値 27,819 (30日)... 前月安値の27,293からは上昇

終値 27,821 ... 前月終値比▲3.7%

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10月6日に米国デフォルト懸念が12月まで遠のいた事を受けて底を打った日経平均、

以後は以下に関する好悪入り乱れた情報を受け上下に振れながらも、75日線を

下支えにして上昇トレンドを続けた。

①米長期金利の動き(上がったり下がったり)

②中国での恒大問題、及び電力不足問題(危機感強まったり弱まったり)

③岸田内閣の金融所得税見直し姿勢(やると言ったり先延ばししたり)

④10月31日の衆院選の与野党票読み(自民過半数巡る攻防なんて言われたり)

 

結局、衆院選では自民が単独で絶対安定多数を確保する勝利となった。

これを受け翌11月1日には日経平均は急伸。

更に11月2〜3日のFOMCでも波乱無く、パウエル議長の発言

「テーパリングが利上げに繋がるとは限らない」が伝わると更に続伸。

 

だが11月5日には同日夜の米雇用統計待ちの様子見気運で反落。

以後は上昇トレンドを維持できず以下要因により方向感を失う展開となった。

①5日夜、良好な米雇用統計公表(好景気期待の買いと利上げ早期化懸念の売りの交錯)

②7日、Elon MuskがTesla株10%売却意向へのアンケート実施(その後徐々に売却)

③8日、日本の建設大手が軒並み大幅減益決算発表

④10日、中国恒大の社債3本の利払い期限到来(今回は乗り切った)

⑤10日夜、市場予想を大きく上回る10月の米消費者物価指数公表

⑥16日、米中首脳電話会談(紛争避ける意志を相互に確認したが具体的成果は特に無し)

⑦18日、岸田内閣の財政支出55.7兆円の経済対策発表(額は評価されたが中身は不評)

 

ところが、22日夜、バイデン大統領が来年2月に任期満了となるパウエルFRB議長の

再任を決定。これを受け米長期金利が上昇すると日経平均は休日明けの24日に下落。

 

更に26日、南ア発の新種のコロナ変異株「オミクロン」が猛烈な感染力を持つ事が

伝わると日経平均は急落、一気に75日線/200日線を下抜けし、以後は3日続落、

11月22日終値から5営業日で1,953円も下げ、8月と10月の安値を結んだサポートラインも

割り込む急落で11月を終えた。

 

尚、11月30日夜にはパウエル議長が米上院銀行委員会にてインフレが一過性では

ない事を認める発言をしており、これを受けて3指数も大きく下落。

日本市場への影響が懸念される。

 

また、日銀によるETF購入は、11月は無し。

 

以上です。

 

PS 

オミクロンという名前のワインがある様です。

皆んなで呑んでやりませんか?