福島競馬場で開催されるラジオNIKKEI賞は、2006年からハンデ戦に変更されており、過去10年間で4度、3連単10万馬券超の高配当が飛び出しているものの、近年は以前ほどは荒れていないようにも感じますね。



《ラジオNIKKEI賞の3連単配当》

23年:50,060円(3番人気→4番人気→1番人気)

22年:59,280円(3番人気→8番人気→2番人気)

21年:316,180(4番人気→11番人気→7番人気)

20年:173,020円(8番人気→7番人気→5番人気)

19年:142,140円(3番人気→9番人気→6番人気)

18年:21,500円(2番人気→1番人気→9番人気)

17年:156,510円(2番人気→8番人気→9番人気)

16年:67,460円(1番人気→9番人気→5番人気)

15年:75,100円(1番人気→4番人気→12番人気)

14年:34,060円(5番人気→1番人気→7番人気)


ちなみに上記10年の前を見ると、2013年は3連単91万馬券、2012年は同30万馬券、2009年は同34万馬券など、梅雨時の福島ハンデ戦を象徴するかのような荒れっぷりで、難解な重賞であることは間違いないのですが
、なんとか的中させて夏競馬に勢いを付けたいところですね。

さて、ラジオNIKKEI賞は一昔前は「残念ダービー」と呼ばれていた重賞で、日本ダービーを目指してトライアルや前哨戦に出走したものの、残念ながら出走が叶わなかった馬や、早い時点で積極的に重賞に使われていた厩舎の期待馬がちょくちょく好走する舞台。

具体的には以下のレースに出走した実績を持つ馬が狙い目。


・青葉賞、プリンシパルS(ダービートライアル)
・京都新聞杯(ダービー前哨戦)
・皐月賞、NHKマイルC、日本ダービー(3歳GⅠ)
・ホープフルS(2歳GⅠ)


軽く調べてみると、2014年以降の10年間で16頭の該当馬が馬券に絡んでいました。


23年

*該当馬の好走なし


22年

ショウナンマグマ(プリンシパルS11着)8番人気

 サトノヘリオス(皐月賞17着、ホープフルS13着)2番人気


21年

 ヴァイスメテオール(プリンシパルS4着)4番人気

 ワールドリバイバル(皐月賞12着)11番人気

 ノースブリッジ(青葉賞13着)7番人気


20年

 パンサラッサ(ホープフルS6着)7番人気


19年

ブレイキングドーン(京都新聞杯6着、皐月賞11着)3番人気

②マイネルサーパス(日本ダービー11着)9番人気


18年

①メイショウテッコン(京都新聞杯5着)2番人気


17年

*該当馬の好走なし


16年

①ゼーヴィント(プリンシパルS3着)1番人気

③アーバンキッド(NHKマイルC16着)5番人気


15年

①アンビシャス(プリンシパルS1着)1番人気

③マルターズアボジー(プリンシパルS17着)12番人気


14年

①ウインマーレライ(青葉賞8着)5番人気

②クラリティシチー(皐月賞8着)1番人気

③ウインフェニックス(NHKマイルC11着)7番人気


※丸数字はラジオNIKKEI賞の着順を示します。


2017年、2023年のように不発の年もありますが、今年も要注意のデータになりそうですね。

ちなみに今年の出走登録馬の中で該当馬は以下の4頭。


アレグロブリランテ(皐月賞15着)
ウインマクシマム(青葉賞5着、ホープフルS12着)
サトノシュトラーセ(青葉賞4着)
シリウスコルト(皐月賞14着、ホープフルS6着)


過去データから考えると、この中から何頭か好走する可能性が高いだろうと思います。


以上、ラジオNIKKEI賞における日本ダービーを目指した馬についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。