昨日の記事で、宝塚記念は前年有馬記念好走馬がしばしば好走していることについて触れましたが、少なくともあと2つ、宝塚記念と間違いなく直結していると感じるレースがあります。

それは宝塚記念(リピーター)と菊花賞。

非根幹距離で開催される宝塚記念はとにかくリピーターの多いレースで、その点から以前の宝塚記念好走馬が再度好走するのは当然のこととはいえ、菊花賞は距離が違いすぎるため、少し意外な感じもしますね。

以下に近年の好走例を挙げてみましょう。


23年

ジャスティンパレス(22年菊花賞3着)2番人気


22年

タイトルホルダー(21年菊花賞1着)2番人気


21年

クロノジェネシス(20年宝塚記念1着)1番人気


20年

キセキ(19年宝塚記念2着、17年菊花賞1着)6番人気


19年

キセキ(17年菊花賞1着)1番人気


18年

ミッキーロケット(17年宝塚記念6着)7番人気


17年

①サトノクラウン(16年宝塚記念6着)3番人気

②ゴールドアクター (14年菊花賞3着)5番人気


16年

③キタサンブラック(15年菊花賞1着)2番人気


15年

②デニムアンドルビー(14年宝塚記念5着)10番人気


14年

①ゴールドシップ(13年宝塚記念1着、12年菊花賞1着)1番人気


※丸数字は着順を示します。


上記に過去10年間の好走馬をピックアップしてみましたが、該当馬が11頭好走。

そしてその好走馬を見ると、


・宝塚記念1〜6着入線馬
・菊花賞1〜3着入線馬


全てこのパターンに該当していることが分かります。

昨日記載した過去の有馬記念上位入線馬と合わせて、過去の宝塚記念で6着以内に入線した馬、3歳時に菊花賞で3着以内に好走した馬には細心の注意が必要のようですね。

今年は以下の4頭が上記のパターンに該当しています。


ジャスティンパレス(23年宝塚記念3着、22年菊花賞3着)

ソールオリエンス(23年菊花賞3着)

ディープボンド(22年宝塚記念4着、20年菊花賞4着)

プラダリア(23年宝塚記念6着)


ディープボンドは7歳馬ですので、さすがに割り引きが必要な気もしますが、残りの3頭は十分に好走の可能性がありそうで、私自身注目しています。


以上、宝塚記念における直結レースについての見解でした。

それではまたお会いしましょう。