今週は宝塚記念についていくつかの好走データを確認して行きたいと思いますが、かなり有効な戦法は有馬記念好走馬を狙うこと。

「宝塚記念は前年の有馬記念出走馬(特に6着以内の好走馬)がしばしば馬券に絡む重賞」

このパターンに該当する馬を狙うことが予想の第一歩になるように感じています。

そもそも宝塚記念、有馬記念共に非根幹距離のGⅠで、この2つのレースに強い相関関係があるのはむしろ当然のこと。

以下に具体的な事例を挙げてみます。


23年

イクイノックス(22年有馬記念1着)1番人気


22年

 タイトルホルダー(21年有馬記念5着)2番人気


21年

 クロノジェネシス(20年有馬記念1着)1番人気


20年

 キセキ(19年有馬記念5着、18年有馬記念5着)6番人気


19年

②キセキ(18年有馬記念5着)1番人気

③スワーヴリチャード(17年有馬記念4着)6番人気 *準クリア


18年

該当馬なし
(前年の有馬記念好走馬の出走なし)


17年

②ゴールドアクター(16年有馬記念3着、15年有馬記念1着)5番人気

③ミッキークイーン(16年有馬記念5着)4番人気


16年

①マリアライト(15年有馬記念4着)8番人気

③キタサンブラック(15年有馬記念3着)2番人気


15年

②デニムアンドルビー(14年有馬記念9着)10番人気


14年

①ゴールドシップ(13年有馬記念3着、12年有馬記念1着)1番人気

②カレンミロティック(13年有馬記念6着)9番人気


※丸数字は宝塚記念の着順を示します。


とりあえず過去10年間の該当馬をピックアップしてみましたが、多くの馬が宝塚記念で上位人気に支持されていることはやむを得ないとしても、毎年ワンパターンのように該当馬が馬券に絡んでいます。

2018年は不発に終わっていますが、そもそもこの年は該当馬が1頭も出走していませんでしたので、これはもちろんノーカウントの年。

そして該当馬の前年の有馬記念の着順を見ると、ほとんどが6着以内で、
2015年のデニムアンドルビー(9着)のみが例外。

大雑把に書けば、だいたいこんな傾向が見受けられると思います。

ただ今年は例年とは違って京都開催となりますので、念の為に有馬記念9着以内までの馬に広げてチェックしておきたいと思いますが、今年の該当馬は以下の3頭。


ドウデュース(23年有馬記念1着)
ジャスティンパレス(23年有馬記念4着)
ソールオリエンス(22年有馬記念8着)
 

1番人気が想定されるドウデュースはもちろん有力ですが、ジャスティンパレス、ソールオリエンスも軽視は禁物ですね。

とりあえず上記3頭は現時点の本命候補として注目したいと思います。


以上、宝塚記念における有馬記念好走馬についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。