マーメイドSは例年は阪神芝2000mで開催される牝馬限定戦で、毎年のように穴馬が飛び込んでくる難解なハンデ重賞。

しかし今年は阪神競馬場スタンドのリフレッシュ工事の影響で2006年以来の京都開催となり、過去データの多くが参考にならないことを考えると、どこから手をつけるべきか悩ましい一戦ですね。

直近6年間の結果を見ても、昨年のみが比較的堅い決着で、その他の5年間は全て3連単10万馬券超えの波乱決着。

いずれにしても、今年も当然ながら波乱を想定して予想すべきだろうと思います。


《マーメイドSの結果(過去6年間)》

23年:1番人気→3番人気→10番人気
*3連単 27,910円

22年:10番人気→4番人気→1番人気
*3連単 116,680円

21年:10番人気→5番人気→6番人気
*3連単 330,150円

20年:7番人気→2番人気→3番人気
*3連単 125,270円

19年:7番人気→10番人気→5番人気
*3連単 391,310円

18年:10番人気→9番人気→4番人気
*3連単 263,970円


そしてこの6年間における好走馬のハンデを見ると、2018年から2021年までは前走より2kg以上斤量減となる50.0〜51.0kgの軽斤量馬が穴を開けまくっていたのに対して、直近の2年間はそのようなパターンは影を潜め、むしろ「前走より斤量増の55.0〜56.0kg馬」が連続して馬券に絡んでおり、前走より斤量減の馬が凡走しがちな傾向に変化しています。


《マーメイドS好走馬の斤量》

23年:①55.0kg(前走55.0kg)→②56.0kg(前走55.0kg)→③54.0kg(前走55.0kg)

22年:①54.0kg(前走54.0kg)→②55.0kg(前走53.0kg)→③54.0kg(前走54.0kg)


21年:①50.0kg(前走52.0kg)②51.0kg(前走55.0kg)③55.0kg(前走54.0kg)

20年:①50.0kg(前走52.0kg)②55.0kg(前走54.0kg)→③53.0kg(前走54.0kg)

19年:①51.0kg(前走55.0kg)②51.0kg(前走55.0kg)→③53.0kg(前走55.0kg)

18年:①51.0kg(前走55.0kg)→②53.0kg(前走54.0kg)→③54.0kg(前走54.0kg)


直近2年間の傾向からの分析で、サンプルが少ないだけに少し迷うところとはいえ、直近2年間の結果を考慮すれば、マーメイドSの狙い目は「前走より斤量増の55.0〜56.0kg馬」

以前は斤量51.0kg以下の馬が狙い目と考えていただけに、上記は全く逆の狙い所になりますが、とりあえず今年はこの傾向を参考にマーメイドSの予想に繋げて行きたいと思います。


以上、マーメイドSにおける斤量についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。